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好きな映画監督、映画ジャンルの新旧おすすめ映画、DVDを紹介しています。映画の感想だけではなく、映画製作者、出演者のインタビューなどを交え、作品の意図をできるだけ正しくお伝えできればと思っています。ときどき個人的な戯言も登場しますがご容赦ください。
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今回は、映画「翼のない天使(1998)」

ジョシュア(ジョセフ・クロス)は、カトリックの男子校に通う小学5年生。大好きでいつも一緒だったおじいちゃん(ロバート・ロッジア)が死んで数ヶ月たったが、天国にたどりついたかが心配でたまらない。お父さん(デニス・リアリー)、お母さん(ダナ・デラニー)や先生に聞いても、ちゃんと教えてくれない。おじいちゃんが天国で無事かどうか。その答えを見つけるため、ジョシュアはたった一人で神様を探すことを決意する。
翼のない天使 <未> (1998) allcinema online

上映時間    87分
製作国      アメリカ
公開情報     劇場未公開
ジャンル     ドラマ/ファミリー
監督       M・ナイト・シャマラン
製作       ケイリー・ウッズ キャシー・コンラッド
製作総指揮   ボブ・ワインスタイン ハーヴェイ・ワインスタイン ランディ・オストロウ メリル・ポスター
脚本       M・ナイト・シャマラン
撮影       アダム・ホレンダー
音楽       エドマンド・チョイ
出演
ジョセフ・クロス ロージー・オドネル デニス・リアリー ティモシー・レイフシュナイダー ダナ・デラニー
ロバート・ロジア カムリン・マンハイム ギル・ロビンス ジュリア・スタイルズ ダン・ローリア 他

翼のない天使翼のない天使
(2005/11/25)
ジョセフ・クロス

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今月の特集、まずはM・ナイト・シャマラン監督から。

長編デビュー作は、「Praying with Anger」(1992 未公開)は、アメリカで暮らす主人公両親の故郷インドを訪れ、自分のルーツに目覚めるという物語でした。シャマランは、インドの医師の家系に生まれ、幼少の頃にアメリカ・フィラデルフィアへ移住し、子供の頃、両親から8ミリカメラをプレゼントされたのが映画を撮り始るきっかけだったということからも、かなり自伝的内容の作品だといえるでしょう。(自ら主演も兼ねています)

さて、「翼のない天使」は、続く2作目になりますが、物語は大好きだった祖父の死から始まります。死んだ祖父は聖書の通り、天国にいるのだろうか?心配になり、周囲に尋ねますが、だれも明確には答えてくれません。カトリック学校での生活を通し、両親や友人との交流の中で答えを模索する物語ですが、この作品も自己確立、家族や友人との関係、宗教といったシャマラン監督のごく個人的テーマを描いた作品と言えます。

1作目、2作目とも、日本では未公開の作品ですが、3作目の「シックス・センス」で一躍脚光を浴びることになります。衝撃の結末に注目が集まり、以降その部分に注目が集まりがちですが、「レディ・イン・ザ・ウォーター」以前の作品までは、実は個人的テーマを描き続けていることに変わりはありません。

すべての作品は誰かの死から始まります。過去に救えなかった患者、一緒に列車に乗り合わせた多くの乗客、妻の突然の事故死、村人の争葬儀のシーンと、全てが死から始まる作品です。

描いているテーマも宗教、自己確立、家族や身の回りの人々との関わりといった個人的テーマを描き続けていることに変わりはありません。「シックス・センス」の成功で、シャマラン監督は気づきました。

"個人的テーマを描きながら、観客を惹きつけるにはどうすればいいか?"

周囲の関心も、次はどんな結末なのか?に注目が集まるようになります。映画監督が自ら描きたいテーマを作り続ける手法に気づいた時、インタビューなどでも"どんな作品を作ればいいか分かった"といった発言が出るのもこうした点にあるのでしょう。

「シックス・センス」が、単に衝撃の結末だけの作品ならば、オチが分かっているのになぜ何度も観ることができるのか?それは次回・・・ 

ちなみに、この作品の原題は、「Wide Awake」。
邦題の「翼のない天使」… オチをタイトルにしたらあかんやん!!

M・ナイト・シャマラン監督最新作 映画「ハプニング」公式サイト

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女優アンジェリーナ・ジョリーの双子出産は数週間後? ピットも入院先にお見舞い

双子の出産に備え南仏ニース(Nice)の病院に入院しているアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)の担当医が2日に会見を開き、ジョリーは数週間以内に出産予定だと発表。

出産まで同病院に入院を続ける見通しで、医師によると、ジョリーの病室は5階で海が見え、警備員や来訪者のために別室が3つ付いているらしい。

ブラッド・ピットは2日、子どもたち数人を連れて病院を訪れた姿が目撃されている。

ちなみに、出産にそなえ、引越しをしたのがこの古城。
【動画】アンジーとブラピの新居は南仏のシャトー

お見舞いに訪れたブラピ(たぶん・・・)


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今回は、映画「告発のとき」

2004年、ハンクの元に息子のマイクが軍から姿を消したと連絡が入る。イラクから戻ったマイクが基地へ戻らないというのだ。ハンクも引退した元軍人だった。息子の行動に疑問を持ったハンクは基地のある町へと向かう。帰国している同じ隊の仲間たちに聞いても、皆マイクの行方を知らなかった。やがてマイクの焼死体が発見されたという連絡が入る。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て、事件の真相を探ろうとするが…。
告発のとき - goo 映画

上映時間    121分
製作国      アメリカ
公開情報    劇場公開(ムービーアイ)
初公開年月   2008/06/28
ジャンル     ドラマ/ミステリー
監督       ポール・ハギス
製作       ポール・ハギス パトリック・ワックスバーガー スティーヴ・サミュエルズ
          ダーレーン・カーマニョ・ロケット ローレンス・ベクシー
製作総指揮   スタン・ヴロドコウスキー デヴィッド・ギャレット エリック・フェイグ ジェームズ・ホルト
          エミリオ・ディエス・バロッソ
原案       マーク・ボール ポール・ハギス
脚本       ポール・ハギス
撮影       ロジャー・ディーキンス
美術       ローレンス・ベネット
衣装       リサ・ジェンセン
編集       ジョー・フランシス
音楽       マーク・アイシャム
出演
トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン ジョナサン・タッカー
ジェームズ・フランコ フランシス・フィッシャー ジョシュ・ブローリン ジェイソン・パトリック
ジェイク・マクラフリン メカッド・ブルックス ヴィクター・ウルフ 他

ELAH1.jpg

ポール・ハギス監督が脚本として参加した映画、「父親達の星条旗」。アメリカ人にとって大きな意味のある国旗。過去の歴史的な出来事で、アメリカ国旗はアメリカの象徴であるかのように映像として残っています。この作品も冒頭とラストシーンに国旗のイメージが登場しますが、そのシーンだけで現在のアメリカの現状を表している、そんな作品です。

アメリカ版「PLAYBOY」2004年5月号に掲載された、マーク・ボールズの「死と不名誉」というルポをもとに作られた作品ですが、ポール・ハギス監督はこの作品を次のように語っています。

「今回の映画は、単純な反戦映画ではない。でも戦争を賛美した映画でもない。究極的にはもちろん戦争反対の物語なんだけど、『硫黄島からの手紙』でもそうだったように、僕が一番語りたかったのは、このような状況に置かれた男と女が、どのような人間だったかということなんだ。そして、彼らに何が起こったのかを描きたかった」

ELAH3.jpg

イラクでの戦闘によるPTSD(心的外傷ストレス障害)を抱え、帰国後も心に闇をもつ人が増えているそうです。パンフレットよると、2006年までにイラクやアフガニスタンに従軍した兵士の10〜15%(13,000〜20,000人)がPTSDと診断されているそうです。自殺者は2006年だけで102人、自殺未遂に至っては2100件以上に上り、イラク戦争以降増え続けているそうです。

この作品も、そんな帰還兵達が起こした事件をめぐる物語ですが、想像を絶する戦場の恐怖が彼らの心を蝕み、帰国後もなかなか社会に適応しにくい状況が生んだ事件を描いています。事件は帰国直後という、ほとんど心は戦場にいた時のままのような状況で発生しますが、実際の事件でも、犯行を認めた事件関係者は、 「しょうがなかったんだ」 と言ったそうです。

この作品の中でも、同様の告白をするシーンが描かれていますが、全身を30箇所以上(映画では40箇所以上)刺して殺害したことを「しょうがない」こととは、通常は考えられないのですが、戦場の常識ではこれが常識になってしまうのでしょう。

ELAH2.jpg

引退した元軍人警官であった父親(トミー・リー・ジョーンズ)は、愛国心の強い人間として描かれていますが、息子に起こった出来事の真相が明らかになるにつれ、それまで信じてきた愛国心や、軍人としての誇り、軍人のモラルといったものがどんどん崩れていきます。愛国心の強いアメリカ国民の多くは、この作品の父親同様、現在のイラク戦争の状況を知るにつれこれまで信条としていたものを失い悩んでいるように思います。正義の国と信じていたアメリカはどうなってしまったのか?これからどうなっていくのか? この作品で描かれる最も大きな部分です。

アメリカ国旗を逆に掲揚することは、"国家の危機"を表すそうです。この作品で登場する"逆さまのアメリカ国旗"が、ポール・ハギス監督の最も伝えたかったメッセージのように思います。

そこで思いました。日本はどうなんだろう・・・ 国旗、逆さまにしても分からないのでは…


映画「告発のとき」公式サイト

みんな不透明な愛国心を持ってしまっていた”『告発のとき』トミー・リー・ジョーンズ インタビュー



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