今回は、映画「イグジステンズ」
近未来。誰もが脊髄にバイオポートなる穴を開け、そこにゲームポッド(=コントローラー)を接続して仮想現実ゲームを楽しんでいた。新作ゲーム「イグジステンズ」の発表会場で、カリスマ的な天才ゲームデザイナー、アレグラ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が突然銃撃され、警備員のテッド(ジュード・ロウ)は彼女を連れて逃亡。事件の背後には会社もからんだ陰謀があるらしい。
イグジステンズ(1999) - goo 映画
上映時間 97分
製作国 カナダ/イギリス
公開情報 劇場公開(ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2000/04/29
ジャンル SF/ホラー
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
製作 ロバート・ラントス アンドラス・ハモリ デヴィッド・クローネンバーグ
脚本 デヴィッド・クローネンバーグ
撮影 ピーター・サシツキー
音楽 ハワード・ショア
出演
ジェニファー・ジェイソン・リー ジュード・ロウ イアン・ホルム ウィレム・デフォー
クリストファー・エクルストン サラ・ポーリー ドン・マッケラー カラム・キース・レニー 他
映画「ヴィデオドローム」から始まる幻覚や仮想現実の世界を追求した現時点の最終の形がこの作品になるのでしょう。エロ、グロ、暴力へのあくなき追求は相変わらずです。これまでの作品で、人間の五感で感じるものが現実の世界とするのは果たして正しいのか?という疑問を絶えず問いかけてきたクローネンバーグ監督ですが、この作品ではいよいよその辺りがあいまいになり、現実とゲームの世界の境界がどこなのか、作品の最後までわかりません。
極端な話をすると、たとえばSEXの場合、子孫を残すためという部分がなければ、残るのは快楽のためになり、それならばバイオポートで人間通しをつなぎ、直接脊髄を通しお互いが刺激を共有すればいいのでは?という発想の作品と考えると、クローネンバーグ的発想にたどり着くと思います。作品の中でもそれを匂わせる描写があり、そのためにこの作品を作ったと言っても過言ではないのかもしれません。
グロテスクなクリーチャーは限りなくグロテスクで、とりあえず満足したせいか、この手の作品からしばらく離れています。薬物、アルコール、バーチャルリアリティーといった人工的な手段で現実と乖離した世界を描いてきたクローネンバーグ監督ですが、残す世界は精神病の場合となり、映画「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」で統合失調症患者の心の闇を描くことに挑戦することになります。
ストーリーはおそらく最も分かりやすく、この手のサスペンス物になれている方は、伏線でオチの想像がつく可能性があります。「ヴィデオドローム」を現代風にするとこんな感じになるのかなと思えるほど、作品の根底に流れる共通のものを感じる作品です。

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☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

近未来。誰もが脊髄にバイオポートなる穴を開け、そこにゲームポッド(=コントローラー)を接続して仮想現実ゲームを楽しんでいた。新作ゲーム「イグジステンズ」の発表会場で、カリスマ的な天才ゲームデザイナー、アレグラ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が突然銃撃され、警備員のテッド(ジュード・ロウ)は彼女を連れて逃亡。事件の背後には会社もからんだ陰謀があるらしい。
イグジステンズ(1999) - goo 映画
上映時間 97分
製作国 カナダ/イギリス
公開情報 劇場公開(ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2000/04/29
ジャンル SF/ホラー
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
製作 ロバート・ラントス アンドラス・ハモリ デヴィッド・クローネンバーグ
脚本 デヴィッド・クローネンバーグ
撮影 ピーター・サシツキー
音楽 ハワード・ショア
出演
ジェニファー・ジェイソン・リー ジュード・ロウ イアン・ホルム ウィレム・デフォー
クリストファー・エクルストン サラ・ポーリー ドン・マッケラー カラム・キース・レニー 他
![]() | イグジステンズ (2007/07/06) ジェニファー・ジェイソン・リー 商品詳細を見る |
映画「ヴィデオドローム」から始まる幻覚や仮想現実の世界を追求した現時点の最終の形がこの作品になるのでしょう。エロ、グロ、暴力へのあくなき追求は相変わらずです。これまでの作品で、人間の五感で感じるものが現実の世界とするのは果たして正しいのか?という疑問を絶えず問いかけてきたクローネンバーグ監督ですが、この作品ではいよいよその辺りがあいまいになり、現実とゲームの世界の境界がどこなのか、作品の最後までわかりません。
極端な話をすると、たとえばSEXの場合、子孫を残すためという部分がなければ、残るのは快楽のためになり、それならばバイオポートで人間通しをつなぎ、直接脊髄を通しお互いが刺激を共有すればいいのでは?という発想の作品と考えると、クローネンバーグ的発想にたどり着くと思います。作品の中でもそれを匂わせる描写があり、そのためにこの作品を作ったと言っても過言ではないのかもしれません。
グロテスクなクリーチャーは限りなくグロテスクで、とりあえず満足したせいか、この手の作品からしばらく離れています。薬物、アルコール、バーチャルリアリティーといった人工的な手段で現実と乖離した世界を描いてきたクローネンバーグ監督ですが、残す世界は精神病の場合となり、映画「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」で統合失調症患者の心の闇を描くことに挑戦することになります。
ストーリーはおそらく最も分かりやすく、この手のサスペンス物になれている方は、伏線でオチの想像がつく可能性があります。「ヴィデオドローム」を現代風にするとこんな感じになるのかなと思えるほど、作品の根底に流れる共通のものを感じる作品です。
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関連タグ : デヴィッド・クローネンバーグ,
今回は、映画「宇宙戦争」
異変は、アメリカ東部の町に起こった。立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。直後、人々の眼に信じがたい光景が映った。地中深くから巨大な三本足の“物体”が姿を現し、人間を手当たり次第に抹殺し始めたのだ。一部始終を目撃した港湾労働者のレイは、別れた妻から預かった息子と娘、ロビーとレイチェルを連れて町を脱出。安全な場所を探して車を走らせるが、“物体”は世界各地に同時多発的に出現していたのだった。人類が初めて体験する宇宙からの侵略。最期の時を前に、人々はただ怯えることしかできない――。
宇宙戦争 - goo 映画
上映時間 114分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(UIP)
初公開年月 2005/06/29
ジャンル SF/ドラマ/サスペンス
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 キャスリーン・ケネディ コリン・ウィルソン
製作総指揮 ポーラ・ワグナー
原作 H・G・ウェルズ
脚本 デヴィッド・コープ ジョシュ・フリードマン
撮影 ヤヌス・カミンスキー
美術 リック・カーター
衣装 ジョアンナ・ジョンストン
編集 マイケル・カーン
音楽 ジョン・ウィリアムズ
ナレーション モーガン・フリーマン
出演
トム・クルーズ ダコタ・ファニング ティム・ロビンス ジャスティン・チャットウィン ミランダ・オットー
ダニエル・フランゼーゼ ジーン・バリー アン・ロビンソン リック・ゴンザレス 他
この作品の評判は見事に分かれているようですが、私は大好きなので記事を書くことにしました。
まずは恒例の主人公キャラクター紹介から。今回の主演はトム・クルーズですが、作品開始時の設定は見事なダメ親父キャラです。こんなにだめトム・クルーズは初めてかもしれません。離婚し、子供二人をいやいや預かるところから物語りは始まります。
作品の途中まで、ダメ親父ぶりは続きますが、次第に心境が変化し、最後は娘のためだけを考え行動する普通の親父に変わっていきます。ただし、この親子関係は作品のメインではなく、中心はあくまでもスピルバーグお得意の恐怖とパニックの描写です。オリジナルの映画「宇宙戦争」とは比べ物にならないほどリアルで残酷な恐怖描写がありますが、映画「プライベート・ライアン」の戦闘シーンであそこまでやった後だけに"まあ、こんなもんかな?"といった感じです。
スピルバーグ監督がインタビューで語っているとおり、この作品もまた911テロの影響を強く感じる作品で、エイリアンの最初の攻撃から逃れ、灰で真っ白になりながら逃げ惑い、自宅へ逃げ込む様子はまさに911テロでビルが倒壊し、逃げ惑う人々の姿そのものです。オリジナルの「宇宙戦争」が核兵器と共産主義の脅威のメタファーとして生まれた作品ならば、こちらは911テロの恐怖のメタファーとして生まれた作品といえます。パニックになった人々は、次々と常軌を逸した行動をとり、それに巻き込まれながら家族のサバイバルが続きます。娘を守るため殺人まで犯すのですからかなり究極のサバイバルです。(トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンスの3人の描写はこの作品のドラマ部分最大の山だと思います。この部分なしに、この作品は考えられません)
エンディングの唐突な幕切れは原作、オリジナル同様ですが、そもそも、あれほど技術力に差のある凶悪な宇宙人に地球人が勝てるはずもなく、1980年、90年代のハリウッド映画でおなじみのハッピーエンドのほうがばかげています。地球に古くから存在した微生物が勝利の原因になるわけですが、驕り高ぶる人類への警鐘(宇宙や地球の圧倒的な力に比べれば人間なんてちっぽけで非力な存在)と考えればごく当然の結末です。むしろ生き残れて良かったと感謝すべきではないかとすら思います。
もし、結末がトム・クルーズ大活躍でエイリアンを殲滅するなんてことになっていたら、私は間違いなく二度と観ないでしょう。また、結末で人類が滅んでしまうとしたら、そんな映画も観たくありません。したがって、人類には思いもよらない力により、たまたま生き延びるという結末以外にありえません。過去何度も戦争が行われ、ホロコーストではユダヤ人を絶滅させることすら考えた人類ですが、幸い絶滅することなく、現在に至っている、そんなこともこの結末には含まれているように感じます。
少なくとも駄作ではない(スピルバーグ&トム・クルーズの娯楽超大作と思っていた場合は別ですが・・・)と思います。むしろ凄く良い作品だと思います。「クローバーフィールド」や「ミスト」などでこのような結末にも免疫ができていると思いますので、もう一度観てみると感想が変わるかもしれませんよ。
『宇宙戦争』スティーヴン・スピルバーグ独占インタビュー

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異変は、アメリカ東部の町に起こった。立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。直後、人々の眼に信じがたい光景が映った。地中深くから巨大な三本足の“物体”が姿を現し、人間を手当たり次第に抹殺し始めたのだ。一部始終を目撃した港湾労働者のレイは、別れた妻から預かった息子と娘、ロビーとレイチェルを連れて町を脱出。安全な場所を探して車を走らせるが、“物体”は世界各地に同時多発的に出現していたのだった。人類が初めて体験する宇宙からの侵略。最期の時を前に、人々はただ怯えることしかできない――。
宇宙戦争 - goo 映画
上映時間 114分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(UIP)
初公開年月 2005/06/29
ジャンル SF/ドラマ/サスペンス
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 キャスリーン・ケネディ コリン・ウィルソン
製作総指揮 ポーラ・ワグナー
原作 H・G・ウェルズ
脚本 デヴィッド・コープ ジョシュ・フリードマン
撮影 ヤヌス・カミンスキー
美術 リック・カーター
衣装 ジョアンナ・ジョンストン
編集 マイケル・カーン
音楽 ジョン・ウィリアムズ
ナレーション モーガン・フリーマン
出演
トム・クルーズ ダコタ・ファニング ティム・ロビンス ジャスティン・チャットウィン ミランダ・オットー
ダニエル・フランゼーゼ ジーン・バリー アン・ロビンソン リック・ゴンザレス 他
![]() | 宇宙戦争 (2006/07/07) トム・クルーズ 商品詳細を見る |
![]() | 宇宙戦争 (創元SF文庫) (2005/06) H.G. ウェルズ 商品詳細を見る |
この作品の評判は見事に分かれているようですが、私は大好きなので記事を書くことにしました。
まずは恒例の主人公キャラクター紹介から。今回の主演はトム・クルーズですが、作品開始時の設定は見事なダメ親父キャラです。こんなにだめトム・クルーズは初めてかもしれません。離婚し、子供二人をいやいや預かるところから物語りは始まります。
作品の途中まで、ダメ親父ぶりは続きますが、次第に心境が変化し、最後は娘のためだけを考え行動する普通の親父に変わっていきます。ただし、この親子関係は作品のメインではなく、中心はあくまでもスピルバーグお得意の恐怖とパニックの描写です。オリジナルの映画「宇宙戦争」とは比べ物にならないほどリアルで残酷な恐怖描写がありますが、映画「プライベート・ライアン」の戦闘シーンであそこまでやった後だけに"まあ、こんなもんかな?"といった感じです。
スピルバーグ監督がインタビューで語っているとおり、この作品もまた911テロの影響を強く感じる作品で、エイリアンの最初の攻撃から逃れ、灰で真っ白になりながら逃げ惑い、自宅へ逃げ込む様子はまさに911テロでビルが倒壊し、逃げ惑う人々の姿そのものです。オリジナルの「宇宙戦争」が核兵器と共産主義の脅威のメタファーとして生まれた作品ならば、こちらは911テロの恐怖のメタファーとして生まれた作品といえます。パニックになった人々は、次々と常軌を逸した行動をとり、それに巻き込まれながら家族のサバイバルが続きます。娘を守るため殺人まで犯すのですからかなり究極のサバイバルです。(トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンスの3人の描写はこの作品のドラマ部分最大の山だと思います。この部分なしに、この作品は考えられません)
エンディングの唐突な幕切れは原作、オリジナル同様ですが、そもそも、あれほど技術力に差のある凶悪な宇宙人に地球人が勝てるはずもなく、1980年、90年代のハリウッド映画でおなじみのハッピーエンドのほうがばかげています。地球に古くから存在した微生物が勝利の原因になるわけですが、驕り高ぶる人類への警鐘(宇宙や地球の圧倒的な力に比べれば人間なんてちっぽけで非力な存在)と考えればごく当然の結末です。むしろ生き残れて良かったと感謝すべきではないかとすら思います。
もし、結末がトム・クルーズ大活躍でエイリアンを殲滅するなんてことになっていたら、私は間違いなく二度と観ないでしょう。また、結末で人類が滅んでしまうとしたら、そんな映画も観たくありません。したがって、人類には思いもよらない力により、たまたま生き延びるという結末以外にありえません。過去何度も戦争が行われ、ホロコーストではユダヤ人を絶滅させることすら考えた人類ですが、幸い絶滅することなく、現在に至っている、そんなこともこの結末には含まれているように感じます。
少なくとも駄作ではない(スピルバーグ&トム・クルーズの娯楽超大作と思っていた場合は別ですが・・・)と思います。むしろ凄く良い作品だと思います。「クローバーフィールド」や「ミスト」などでこのような結末にも免疫ができていると思いますので、もう一度観てみると感想が変わるかもしれませんよ。
『宇宙戦争』スティーヴン・スピルバーグ独占インタビュー
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今回は、映画「宇宙戦争」
ある夜、流星に似た火星人の宇宙船がロサンゼルス近郊に着陸した。その頃地球の各地に同様の奇怪な宇宙船が着陸し、一個の宇宙船からはすべての物体を焼く高熱光線を持つ3個の戦闘兵器が現れた。この怪奇な物体の調査を依頼された物理学者クレイトン・ウォレスター博士(ジーン・バリー)は、現場で知り合った女流科学者シルヴィア・ヴァン・ビュレン(アン・ロビンスン)とともに研究した結果、この物体が地球以外の遊星から来た強力な侵略兵器と知った。
宇宙戦争(1953) - goo 映画
上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(PAR)
初公開年月 1953/09/
ジャンル SF
監督 バイロン・ハスキン
製作 ジョージ・パル
原作 H・G・ウェルズ
脚本 バー・リンドン
撮影 ジョージ・バーンズ
特殊効果 ゴードン・ジェニングス
音楽 リース・スティーヴンス
出演
ジーン・バリー アン・ロビンソン レス・トレメイン ロバート・コーンスウェイト ヘンリー・ブランドン
キャロリン・ジョーンズ 他
スピルバーグ版宇宙戦争の前に、オリジナルの方を・・・
1950年代はSF映画ブームと言えるほど、たくさんの作品が製作されています。冷戦と米ソを中心とした核兵器の開発競争がその背景にあるともいわれていますが、アメリカが侵略されたり、核実験が原因でモンスターが誕生するといった作品が多く製作されています。
「月世界征服」(1950)
「地球最後の日」(1951)、「地球の静止する日」(1951)、「遊星よりの物体X」(1951)
「宇宙戦争」(1953)、
「海底二万哩」(1954)、「ゴジラ」(1954)
「禁断の惑星」(1956)
「縮みゆく人間」(1857)
「タイム・マシン」(1959) など(Wikipedia「SF映画 1950〜」より)
火星人の侵略を描いたH・G・ウェルズの原作は過去、ラジオドラマ事件を起こした有名な作品ですが、映画でもパニックに陥った人間の暴徒になる様子や、人間は地球のもつ大きな力に比べるといかに弱い存在かと描かれた作品ではもっとも古い作品かもしれません。
人間は、最後の手段として核攻撃を行いますが、まったく歯が立ちません。これは核兵器開発競争への批判が込められているものと思いますが、死の灰を浴びながら武力の無力さを嘆く軍人と他の手段を探そうとする科学者の対比が面白く、映画「アトミック・カフェ」の中で、人体には無害といわれ実際に核実験の観察に参加させられた兵士の姿を思い出すとゾッとします。
スピルバーグ版の「宇宙戦争」とあわせて観ると、特撮技術がいかに進んだかよくわかって面白いと思いますが、作品としては今観ても非常に面白い作品だと思います。

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ある夜、流星に似た火星人の宇宙船がロサンゼルス近郊に着陸した。その頃地球の各地に同様の奇怪な宇宙船が着陸し、一個の宇宙船からはすべての物体を焼く高熱光線を持つ3個の戦闘兵器が現れた。この怪奇な物体の調査を依頼された物理学者クレイトン・ウォレスター博士(ジーン・バリー)は、現場で知り合った女流科学者シルヴィア・ヴァン・ビュレン(アン・ロビンスン)とともに研究した結果、この物体が地球以外の遊星から来た強力な侵略兵器と知った。
宇宙戦争(1953) - goo 映画
上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(PAR)
初公開年月 1953/09/
ジャンル SF
監督 バイロン・ハスキン
製作 ジョージ・パル
原作 H・G・ウェルズ
脚本 バー・リンドン
撮影 ジョージ・バーンズ
特殊効果 ゴードン・ジェニングス
音楽 リース・スティーヴンス
出演
ジーン・バリー アン・ロビンソン レス・トレメイン ロバート・コーンスウェイト ヘンリー・ブランドン
キャロリン・ジョーンズ 他
![]() | 宇宙戦争 (1953) スペシャル・コレクターズ・エディション (2005/11/09) ジーン・バリー 商品詳細を見る |
スピルバーグ版宇宙戦争の前に、オリジナルの方を・・・
1950年代はSF映画ブームと言えるほど、たくさんの作品が製作されています。冷戦と米ソを中心とした核兵器の開発競争がその背景にあるともいわれていますが、アメリカが侵略されたり、核実験が原因でモンスターが誕生するといった作品が多く製作されています。
「月世界征服」(1950)
「地球最後の日」(1951)、「地球の静止する日」(1951)、「遊星よりの物体X」(1951)
「宇宙戦争」(1953)、
「海底二万哩」(1954)、「ゴジラ」(1954)
「禁断の惑星」(1956)
「縮みゆく人間」(1857)
「タイム・マシン」(1959) など(Wikipedia「SF映画 1950〜」より)
火星人の侵略を描いたH・G・ウェルズの原作は過去、ラジオドラマ事件を起こした有名な作品ですが、映画でもパニックに陥った人間の暴徒になる様子や、人間は地球のもつ大きな力に比べるといかに弱い存在かと描かれた作品ではもっとも古い作品かもしれません。
人間は、最後の手段として核攻撃を行いますが、まったく歯が立ちません。これは核兵器開発競争への批判が込められているものと思いますが、死の灰を浴びながら武力の無力さを嘆く軍人と他の手段を探そうとする科学者の対比が面白く、映画「アトミック・カフェ」の中で、人体には無害といわれ実際に核実験の観察に参加させられた兵士の姿を思い出すとゾッとします。
スピルバーグ版の「宇宙戦争」とあわせて観ると、特撮技術がいかに進んだかよくわかって面白いと思いますが、作品としては今観ても非常に面白い作品だと思います。
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関連タグ : スティーヴン・スピルバーグ,
今回は、映画「ヴィデオドローム」
トロントのケーブルTV局シヴィックTVでは、セックスと暴力を売り物にしたセンセーショナルな番組を放映していた。若き野心家の社長のマックス(ジェームズ・ウッズ)は、ハーラン(ピーター・ドヴォースキー)のキャッチしたSMヴィデオを見る。その後、TVの暴力性について、ラジオのDJニッキ(デボラ・ハリー)、オブリヴィオン教授(ジャック・クレリー)とTV対談を行なった。オブリヴィオン教授はTVで写ったことが真実なのだと主張する。
ヴィデオドローム(1982) - goo 映画
上映時間 87分
製作国 カナダ
公開情報 劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月 1985/06/
ジャンル SF/ホラー
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
製作 クロード・エロー
製作総指揮 ピエール・デヴィッド ヴィクター・ソルニッキ
脚本 デヴィッド・クローネンバーグ
撮影 マーク・アーウィン
特殊メイク リック・ベイカー
音楽 ハワード・ショア
出演
ジェームズ・ウッズ デボラ・ハリー ソーニャ・スミッツ レイ・カールソン ピーター・ドゥヴォルスキー 他
その後の作品でもしばしば登場する、幻覚と現実の境がなくなっていく作品です。映画「ザ・ブルード/怒りのメタファー」では憎しみや怒りの感情が腫瘍に変化するというプロットが用いられましたが、この作品は「ヴィデオドローム」というビデオテープの映像の刺激により脳に腫瘍ができ、それによって幻覚を見るようになり、最後には幻覚を現実にする力まで持つようになります。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」を手がけたハリウッドの特殊メイクアーティスト、リック・ベイカーによる強烈な特殊効果が随所に使われていますが、ぱっくり開いた腹部にビデオテープを挿入し「ビデオ人間」になるシーンは有名です。
この作品、非常に分かりにくい作品で、何度観ても分かったような分かってないような作品ですが、原因はいくつかあり、一番の原因は予算の都合で結論のないまま撮影を始めたことにあるようです。もともとの脚本は1本の映画では収まらないほど膨大なものになり、結論のないまま撮影されたストーリーはしばしば矛盾とゆらぎが生じているため観れば観るほど疑問が生じます。
そんな中、その後の作品へと続くテーマが作品の中にいくつか観る事ができます。まず、機械と人間の融合のイメージは「クラッシュ」、「イグジステンズ」などへ続き、幻覚と現実の境界がなくなる点に関しては「裸のランチ」、「イグジステンズ」、「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も観かたによってはそう言えるかもしれません)へと続いていきます。
本来人間の利便性のために作られた機械に支配されていくというプロットは多くの映画で観られますが、ここまで露骨に描いた作品は他にないかもしれません。「AKIRA」でも鉄男と機械が融合するシーンが登場しますが、「スキャナーズ」で描かれた思念による殺人などクローネンバーグ監督の作品と共通するイメージが多く登場します。
また、「クラッシュ」と同様に、この作品も時代を大きく先取りした感があり、当時より今改めて鑑賞すると理解できる部分も多いように感じます。日本ではそれほど多くありませんがアメリカではメディアによる布教活動で大きな力を持つようになった宗教関係者も存在し、アメリカの政策決定にも大きな力を持つほどになっています。意図したのかは定かではありませんが、「ヴィデオドローム」の生みの親がヴィデオでしか登場しないにもかかわらず、観た人間を洗脳していく様はまさにそのもののように感じます。
主人公の設定に関しては、やはりクローネンバーグ本人を意識しているようです(そのまんまかもしれません)。視聴率のために視聴者のニーズに合わせ放送を続けるメディアには思想や哲学はないので罪はありませんが、思想や哲学を持つ番組(どんな番組か想像してみてください)やメディアは脅威になるという主張がされていますが、そういう意味では一貫して同じようなテーマを追求し続けるクローネンバーグ監督も脅威なのかもしれません(笑)。とっても面白い作品です。

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トロントのケーブルTV局シヴィックTVでは、セックスと暴力を売り物にしたセンセーショナルな番組を放映していた。若き野心家の社長のマックス(ジェームズ・ウッズ)は、ハーラン(ピーター・ドヴォースキー)のキャッチしたSMヴィデオを見る。その後、TVの暴力性について、ラジオのDJニッキ(デボラ・ハリー)、オブリヴィオン教授(ジャック・クレリー)とTV対談を行なった。オブリヴィオン教授はTVで写ったことが真実なのだと主張する。
ヴィデオドローム(1982) - goo 映画
上映時間 87分
製作国 カナダ
公開情報 劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月 1985/06/
ジャンル SF/ホラー
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
製作 クロード・エロー
製作総指揮 ピエール・デヴィッド ヴィクター・ソルニッキ
脚本 デヴィッド・クローネンバーグ
撮影 マーク・アーウィン
特殊メイク リック・ベイカー
音楽 ハワード・ショア
出演
ジェームズ・ウッズ デボラ・ハリー ソーニャ・スミッツ レイ・カールソン ピーター・ドゥヴォルスキー 他
![]() | ビデオドローム (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 (2008/06/12) ジェームズ・ウッズ.ソーニャ・スミッツ.デボラ・ハリー.ピーター・ドゥヴォルスキー 商品詳細を見る |
その後の作品でもしばしば登場する、幻覚と現実の境がなくなっていく作品です。映画「ザ・ブルード/怒りのメタファー」では憎しみや怒りの感情が腫瘍に変化するというプロットが用いられましたが、この作品は「ヴィデオドローム」というビデオテープの映像の刺激により脳に腫瘍ができ、それによって幻覚を見るようになり、最後には幻覚を現実にする力まで持つようになります。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」を手がけたハリウッドの特殊メイクアーティスト、リック・ベイカーによる強烈な特殊効果が随所に使われていますが、ぱっくり開いた腹部にビデオテープを挿入し「ビデオ人間」になるシーンは有名です。
この作品、非常に分かりにくい作品で、何度観ても分かったような分かってないような作品ですが、原因はいくつかあり、一番の原因は予算の都合で結論のないまま撮影を始めたことにあるようです。もともとの脚本は1本の映画では収まらないほど膨大なものになり、結論のないまま撮影されたストーリーはしばしば矛盾とゆらぎが生じているため観れば観るほど疑問が生じます。
そんな中、その後の作品へと続くテーマが作品の中にいくつか観る事ができます。まず、機械と人間の融合のイメージは「クラッシュ」、「イグジステンズ」などへ続き、幻覚と現実の境界がなくなる点に関しては「裸のランチ」、「イグジステンズ」、「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も観かたによってはそう言えるかもしれません)へと続いていきます。
本来人間の利便性のために作られた機械に支配されていくというプロットは多くの映画で観られますが、ここまで露骨に描いた作品は他にないかもしれません。「AKIRA」でも鉄男と機械が融合するシーンが登場しますが、「スキャナーズ」で描かれた思念による殺人などクローネンバーグ監督の作品と共通するイメージが多く登場します。
また、「クラッシュ」と同様に、この作品も時代を大きく先取りした感があり、当時より今改めて鑑賞すると理解できる部分も多いように感じます。日本ではそれほど多くありませんがアメリカではメディアによる布教活動で大きな力を持つようになった宗教関係者も存在し、アメリカの政策決定にも大きな力を持つほどになっています。意図したのかは定かではありませんが、「ヴィデオドローム」の生みの親がヴィデオでしか登場しないにもかかわらず、観た人間を洗脳していく様はまさにそのもののように感じます。
主人公の設定に関しては、やはりクローネンバーグ本人を意識しているようです(そのまんまかもしれません)。視聴率のために視聴者のニーズに合わせ放送を続けるメディアには思想や哲学はないので罪はありませんが、思想や哲学を持つ番組(どんな番組か想像してみてください)やメディアは脅威になるという主張がされていますが、そういう意味では一貫して同じようなテーマを追求し続けるクローネンバーグ監督も脅威なのかもしれません(笑)。とっても面白い作品です。
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☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
関連タグ : デヴィッド・クローネンバーグ,
今回は、映画「ジュラシック・パーク」
アリゾナの砂漠地帯で恐竜の化石の発掘調査を続ける生物学者のアラン・グラント博士(サム・ニール)と古代植物学者のエリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)は、突然やって来たハモンド財団の創立者ジョン・ハモンド氏(リチャード・アッテンボロー)に、3年間の資金援助を条件にコスタリカ沖の孤島へ視察に来るよう要請される。
ジュラシック・パーク(1993) - goo 映画
上映時間 127分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(Uni=UIP)
初公開年月 1993/07/
ジャンル SF/パニック
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 キャスリーン・ケネディ ジェラルド・R・モーレン
原作 マイケル・クライトン
脚本 マイケル・クライトン デヴィッド・コープ
撮影 ディーン・カンディ
特撮 デニス・ミューレン スタン・ウィンストン フィル・ティペット マイケル・ランティエリ ILM
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
リチャード・アッテンボロー サム・ニール ローラ・ダーン ジェフ・ゴールドブラム アリアナ・リチャーズ
ジョセフ・マッゼロ マーティン・フェレロ ボブ・ペック ウェイン・ナイト サミュエル・L・ジャクソン 他
もともと原作者のマイケル・クライトンの小説「五人のカルテ」を映画化するため、スピルバーグ監督と相談していた際に、当時執筆中だった「ジュラシック・パーク」の話をしてしまい、スピルバーグ監督の興味はそちらに移ってしまい映画化することになったそうです。いったんお蔵入りした「五人のカルテ」はその後人気テレビシリーズの「ER緊急救命室」として映像化され、プロデューサーとしてスピルバーグ監督も参加したそうです。
今回の主人公のキャラクターは子供嫌いの古生物学者で、やはり浮世離れした夢を追う人という設定はスピルバーグの好きそうなキャラクターです。遺伝子操作とモンスターといえば、映画「ドクター・モローの島」という作品がありますが、個人的にはこの手の作品ではずっとベストだと思っていたのですが、「ジュラシック・パーク」の映像を初めて劇場で観た時はたまげました。映画は遺伝子操作やカオス理論に関して比較的あっさり(あっさりしすぎかも?)としか説明がありませんが、小説はそのあたりに関してはかなり読みごたえがあります。
マイケル・クライトン インタビュー
ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
ジュラシック・パーク〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
最先端のCGIとアニマトロニクスによって驚くほどリアリティのある映像が次々に登場しますが、いったん首になりながらもDIDという画期的な方法を考案し恐竜たちの動きに個性と迫力を与えたフィル・ティペットの貢献は大きく、アカデミー賞特殊視覚効果賞の受賞につながりました。
詳しくはこちら
「シンドラーのリスト」が「ジュラシック・パーク」と同年に公開され、アカデミー賞12部門にノミネート、そのうち作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門で受賞するなど、作風も大きく変化していく頃だっただけに続編の「ロスト・ワールド」で再び監督を務めましたが、あまり興味がなかったようでゴールデンラズベリー賞にノミネートされるほど酷評されてしまいました。3作目の「ジュラシック・パーク3」ではとうとう製作総指揮としてクレジットされるだけでした。
そんな「ジュラシック・パーク」シリーズですが、どうも第4弾が製作されるようです。2009年公開のようですが果たしてどんなお話になるのやら?

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映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

アリゾナの砂漠地帯で恐竜の化石の発掘調査を続ける生物学者のアラン・グラント博士(サム・ニール)と古代植物学者のエリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)は、突然やって来たハモンド財団の創立者ジョン・ハモンド氏(リチャード・アッテンボロー)に、3年間の資金援助を条件にコスタリカ沖の孤島へ視察に来るよう要請される。
ジュラシック・パーク(1993) - goo 映画
上映時間 127分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(Uni=UIP)
初公開年月 1993/07/
ジャンル SF/パニック
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 キャスリーン・ケネディ ジェラルド・R・モーレン
原作 マイケル・クライトン
脚本 マイケル・クライトン デヴィッド・コープ
撮影 ディーン・カンディ
特撮 デニス・ミューレン スタン・ウィンストン フィル・ティペット マイケル・ランティエリ ILM
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
リチャード・アッテンボロー サム・ニール ローラ・ダーン ジェフ・ゴールドブラム アリアナ・リチャーズ
ジョセフ・マッゼロ マーティン・フェレロ ボブ・ペック ウェイン・ナイト サミュエル・L・ジャクソン 他
![]() | ジュラシック・パーク (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾) (2007/09/13) サム・ニール.ローラ・ダーン.ジェフ・ゴールドブラム.リチャード・アッテンボロー.ボブ・ペック.マーティン・フェレロ 商品詳細を見る |
もともと原作者のマイケル・クライトンの小説「五人のカルテ」を映画化するため、スピルバーグ監督と相談していた際に、当時執筆中だった「ジュラシック・パーク」の話をしてしまい、スピルバーグ監督の興味はそちらに移ってしまい映画化することになったそうです。いったんお蔵入りした「五人のカルテ」はその後人気テレビシリーズの「ER緊急救命室」として映像化され、プロデューサーとしてスピルバーグ監督も参加したそうです。
今回の主人公のキャラクターは子供嫌いの古生物学者で、やはり浮世離れした夢を追う人という設定はスピルバーグの好きそうなキャラクターです。遺伝子操作とモンスターといえば、映画「ドクター・モローの島」という作品がありますが、個人的にはこの手の作品ではずっとベストだと思っていたのですが、「ジュラシック・パーク」の映像を初めて劇場で観た時はたまげました。映画は遺伝子操作やカオス理論に関して比較的あっさり(あっさりしすぎかも?)としか説明がありませんが、小説はそのあたりに関してはかなり読みごたえがあります。
マイケル・クライトン インタビュー
ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
ジュラシック・パーク〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
最先端のCGIとアニマトロニクスによって驚くほどリアリティのある映像が次々に登場しますが、いったん首になりながらもDIDという画期的な方法を考案し恐竜たちの動きに個性と迫力を与えたフィル・ティペットの貢献は大きく、アカデミー賞特殊視覚効果賞の受賞につながりました。
詳しくはこちら
「シンドラーのリスト」が「ジュラシック・パーク」と同年に公開され、アカデミー賞12部門にノミネート、そのうち作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門で受賞するなど、作風も大きく変化していく頃だっただけに続編の「ロスト・ワールド」で再び監督を務めましたが、あまり興味がなかったようでゴールデンラズベリー賞にノミネートされるほど酷評されてしまいました。3作目の「ジュラシック・パーク3」ではとうとう製作総指揮としてクレジットされるだけでした。
そんな「ジュラシック・パーク」シリーズですが、どうも第4弾が製作されるようです。2009年公開のようですが果たしてどんなお話になるのやら?
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関連タグ : スティーヴン・スピルバーグ,
今回は、映画「未知との遭遇」と「E.T.」
まずは、映画「未知との遭遇」から
砂漠。砂塵の中に第二次世界大戦に使われたらしい戦闘機の姿がみえる。それは、真新しく、20数年前の消失当時と同じ姿だ。調査団一行のリーダー、ラコーム(フランソワ・トリュフォー)により、発見の様子は語られる--。又、インディアナポリスの交信コントロール・センターのスクリーンに未確認飛行物体の姿が写し出され、TWA機より、不思議な物体を見たという連絡が入る--。同じ頃、インディアナ州のある人里離れた一軒家に奇妙な事が起こる。
未知との遭遇(1977) - goo 映画
上映時間 135分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(COL)
初公開年月 1978/02/
ジャンル SF
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 ジュリア・フィリップス マイケル・フィリップス
脚本 スティーヴン・スピルバーグ
撮影 ヴィルモス・ジグモンド ラズロ・コヴァックス
特撮 ダグラス・トランブル
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
リチャード・ドレイファス フランソワ・トリュフォー テリー・ガー メリンダ・ディロン ボブ・バラバン
ケリー・ギャフィ ランス・ヘンリクセン ロバーツ・ブロッサム カール・ウェザース 他
「激突」、「JAWS/ジョーズ」と恐怖を描いた後に挑んだのが子供の頃からあこがれていた宇宙の世界。この作品の主人公とその家族には、スピルバーグの少年時代と父親の姿が色濃く反映されているといわれています。いたるところに登場する、"ピノキオ"は、やはりスピルバーグの好きだった童話で、挙句には「A.I.」(もともとはスタンリー・キューブリック案の未来版ピノキオ)まで作ることになりますが、子供のような大人は父親であり、スピルバーグ本人を投影したキャラクターのようです。
ディレクターズ・カットとして数回編集も行われましたが、若気の至りと言っている結末まで編集することはできず、不満は「E.T.」の製作へつながることになります。
映画「E.T.」
アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。
E.T.(1982) - goo 映画
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(Uni=CIC)
初公開年月 1982/12/
ジャンル SF/ファンタジー
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 スティーヴン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ
脚本 メリッサ・マシスン
撮影 アレン・ダヴィオー
特撮 ILM
特殊効果 カルロ・ランバルディ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
ディー・ウォーレス ヘンリー・トーマス ロバート・マクノートン ドリュー・バリモア ピーター・コヨーテ
K・C・マーテル ショーン・フライ トム・ハウエル エリカ・エレニアック 他
異星人とのコンタクトという部分は「未知との遭遇」と同じで、大きく異なるのは結末の主人公の決断。「未知との遭遇」では何もかも捨てて宇宙へ旅立ってしまった主人公ですが、「E.T.」の主人公の決断は地球に残ることでした。"泣きのツボを心得たあざとい作り方"との批評もありますが、「未知との遭遇」で感じなかった感動は、主人公の決断と別れの部分にあるのではないでしょうか。
この2作品、父親不在という環境は似ていて、家の中もよく観ると列車の模型がリビングにあるなど共通点も多く、そんなところも「未知との遭遇」のやり直し的な作品と言えるのかもしれません。
一見子供向けのファンタジーのような作品ですが、「未知との遭遇」のおとしまえをつけ、監督作品としてはリメイク作品の「宇宙戦争」まで宇宙物からは離れることになります。「宇宙戦争」も主人公の設定に注目すると、スピルバーグの心境の変化を見る事ができ、面白いと思います。次はCGの可能性を世に知らしめた「ジュラシック・パーク」です。

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まずは、映画「未知との遭遇」から
砂漠。砂塵の中に第二次世界大戦に使われたらしい戦闘機の姿がみえる。それは、真新しく、20数年前の消失当時と同じ姿だ。調査団一行のリーダー、ラコーム(フランソワ・トリュフォー)により、発見の様子は語られる--。又、インディアナポリスの交信コントロール・センターのスクリーンに未確認飛行物体の姿が写し出され、TWA機より、不思議な物体を見たという連絡が入る--。同じ頃、インディアナ州のある人里離れた一軒家に奇妙な事が起こる。
未知との遭遇(1977) - goo 映画
上映時間 135分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(COL)
初公開年月 1978/02/
ジャンル SF
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 ジュリア・フィリップス マイケル・フィリップス
脚本 スティーヴン・スピルバーグ
撮影 ヴィルモス・ジグモンド ラズロ・コヴァックス
特撮 ダグラス・トランブル
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
リチャード・ドレイファス フランソワ・トリュフォー テリー・ガー メリンダ・ディロン ボブ・バラバン
ケリー・ギャフィ ランス・ヘンリクセン ロバーツ・ブロッサム カール・ウェザース 他
![]() | 未知との遭遇[ファイナルカット版] デラックス・コレクターズ・エディション (2007/05/30) リチャード・ドレイファス 商品詳細を見る |
「激突」、「JAWS/ジョーズ」と恐怖を描いた後に挑んだのが子供の頃からあこがれていた宇宙の世界。この作品の主人公とその家族には、スピルバーグの少年時代と父親の姿が色濃く反映されているといわれています。いたるところに登場する、"ピノキオ"は、やはりスピルバーグの好きだった童話で、挙句には「A.I.」(もともとはスタンリー・キューブリック案の未来版ピノキオ)まで作ることになりますが、子供のような大人は父親であり、スピルバーグ本人を投影したキャラクターのようです。
ディレクターズ・カットとして数回編集も行われましたが、若気の至りと言っている結末まで編集することはできず、不満は「E.T.」の製作へつながることになります。
映画「E.T.」
アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。
E.T.(1982) - goo 映画
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(Uni=CIC)
初公開年月 1982/12/
ジャンル SF/ファンタジー
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 スティーヴン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ
脚本 メリッサ・マシスン
撮影 アレン・ダヴィオー
特撮 ILM
特殊効果 カルロ・ランバルディ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
ディー・ウォーレス ヘンリー・トーマス ロバート・マクノートン ドリュー・バリモア ピーター・コヨーテ
K・C・マーテル ショーン・フライ トム・ハウエル エリカ・エレニアック 他
![]() | E.T. (ユニバーサル・ザ・ベスト:リミテッド・バージョン) 【初回生産限定】 (2008/06/27) ヘンリー・トーマスディー・ウォーレス 商品詳細を見る |
異星人とのコンタクトという部分は「未知との遭遇」と同じで、大きく異なるのは結末の主人公の決断。「未知との遭遇」では何もかも捨てて宇宙へ旅立ってしまった主人公ですが、「E.T.」の主人公の決断は地球に残ることでした。"泣きのツボを心得たあざとい作り方"との批評もありますが、「未知との遭遇」で感じなかった感動は、主人公の決断と別れの部分にあるのではないでしょうか。
この2作品、父親不在という環境は似ていて、家の中もよく観ると列車の模型がリビングにあるなど共通点も多く、そんなところも「未知との遭遇」のやり直し的な作品と言えるのかもしれません。
一見子供向けのファンタジーのような作品ですが、「未知との遭遇」のおとしまえをつけ、監督作品としてはリメイク作品の「宇宙戦争」まで宇宙物からは離れることになります。「宇宙戦争」も主人公の設定に注目すると、スピルバーグの心境の変化を見る事ができ、面白いと思います。次はCGの可能性を世に知らしめた「ジュラシック・パーク」です。
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関連タグ : スティーヴン・スピルバーグ,
今回は、映画「華氏451」
これは未来の国の物語である。すべてが機械化されたこの時代は、あらゆる知識や情報はすべてテレビによって伝達され、人人はそのとおりに考え、行動していれば平和な生活ができるのである。そこでは読書は禁止されており、反社会的という理由で、本はみつけ次第、消防士たちによって焼きすてられた。モンターグ (O・ヴェルナー)はその消防士の一人でる。ある日彼は妻のリンダ(J・クリスティ)にうりふたつの若い女クラリス(J・クリスティ・二役)と知り合う。
華氏451(1966) - goo 映画
上映時間 112分
製作国 イギリス/フランス
公開情報 劇場公開(UNI=ATG)
初公開年月 1967/12/
ジャンル SF/ドラマ
監督 フランソワ・トリュフォー
製作 ルイス・M・アレン
原作 レイ・ブラッドベリ
脚本 フランソワ・トリュフォー ジャン=ルイ・リシャール
撮影 ニコラス・ローグ
音楽 バーナード・ハーマン
出演
オスカー・ウェルナー ジュリー・クリスティ シリル・キューザック アントン・ディフリング ジェレミー・スペンサー 他
アメリカの作家 レイ・ブラッドベリの原作をフランソワ・トリュフォーが初の英語作品として映画化。原作は1953年に出版されましたが、当時のアメリカの状況はアメリカが最も豊かだった時代とも言われており、中産階級がこぞって郊外に家を持ち、テレビが家庭に普及したのもこの頃です。また、赤狩りにより言論の抑圧が行われたのもちょうどこの頃です。原作もそのあたりが色濃く反映された作品になっています。
さて、映画のほうですが、ブラッドベリの原作を元に、"焚書"として言論の抑圧を表現し、読書を禁止された近未来の画一的な社会を描いています。ただ、原作に比べテレビ文化への批判がより色濃くなっていて、テレビが家族という描き方は50年代の核家族化の進んだアメリカ社会への皮肉とも取れます。Fire man(消防士)の仕事が本を燃やすことであり、本を隠し持っている人間を密告するという行為は赤狩りの際、共産主義者を密告する行為の暗喩であり、テレビを通して流される思想の統制はアメリカのプロパガンダ行為の暗喩と、当時の体制への批判が色濃く表現されています。撮影の際は、英語の得意でないフランソワ・トリュフォーが非常に苦労したそうで、主演のオスカー・ウェルナーと確執など撮影の様子が、トリュフォーの著作「ある映画の物語」に記されています。
焚書という、思想や言論、人間性の破壊への対抗手段が内容を暗記し、自らがその本になるというおもしろい手段をとりますが、"こうすれば本を奪うことは出来ないから覚えたら本を燃やせ"という台詞は、言論の抑圧に対する強烈なメッセージといえます。
1966年に作られたこの作品を、「ショーシャンクの空に」、「ミスト」のフランク・ダラポンが次回作として予定しているようです。一時、主演はトム・ハンクスか?との噂もありましたが、これは残念ながらなくなったようです。メディアによる大衆操作は、アメリカでは今でも行われているようです。ただ、これはアメリカに限ったことではありません。ブラッドベリやトリュフォーは近未来の物語として、当時を批判しましたが、フランク・ダラポンがどのような設定でメッセージを発するのかとても楽しみです。また、あっというような作品になるんでしょうか?
トム・ハンクス、フランク・ダラボン監督版「華氏451」を離脱!

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これは未来の国の物語である。すべてが機械化されたこの時代は、あらゆる知識や情報はすべてテレビによって伝達され、人人はそのとおりに考え、行動していれば平和な生活ができるのである。そこでは読書は禁止されており、反社会的という理由で、本はみつけ次第、消防士たちによって焼きすてられた。モンターグ (O・ヴェルナー)はその消防士の一人でる。ある日彼は妻のリンダ(J・クリスティ)にうりふたつの若い女クラリス(J・クリスティ・二役)と知り合う。
華氏451(1966) - goo 映画
上映時間 112分
製作国 イギリス/フランス
公開情報 劇場公開(UNI=ATG)
初公開年月 1967/12/
ジャンル SF/ドラマ
監督 フランソワ・トリュフォー
製作 ルイス・M・アレン
原作 レイ・ブラッドベリ
脚本 フランソワ・トリュフォー ジャン=ルイ・リシャール
撮影 ニコラス・ローグ
音楽 バーナード・ハーマン
出演
オスカー・ウェルナー ジュリー・クリスティ シリル・キューザック アントン・ディフリング ジェレミー・スペンサー 他
![]() | 華氏451 (ユニバーサル・セレクション2008年第7弾) 【初回生産限定】 (2008/07/10) オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ 他 商品詳細を見る |
アメリカの作家 レイ・ブラッドベリの原作をフランソワ・トリュフォーが初の英語作品として映画化。原作は1953年に出版されましたが、当時のアメリカの状況はアメリカが最も豊かだった時代とも言われており、中産階級がこぞって郊外に家を持ち、テレビが家庭に普及したのもこの頃です。また、赤狩りにより言論の抑圧が行われたのもちょうどこの頃です。原作もそのあたりが色濃く反映された作品になっています。
さて、映画のほうですが、ブラッドベリの原作を元に、"焚書"として言論の抑圧を表現し、読書を禁止された近未来の画一的な社会を描いています。ただ、原作に比べテレビ文化への批判がより色濃くなっていて、テレビが家族という描き方は50年代の核家族化の進んだアメリカ社会への皮肉とも取れます。Fire man(消防士)の仕事が本を燃やすことであり、本を隠し持っている人間を密告するという行為は赤狩りの際、共産主義者を密告する行為の暗喩であり、テレビを通して流される思想の統制はアメリカのプロパガンダ行為の暗喩と、当時の体制への批判が色濃く表現されています。撮影の際は、英語の得意でないフランソワ・トリュフォーが非常に苦労したそうで、主演のオスカー・ウェルナーと確執など撮影の様子が、トリュフォーの著作「ある映画の物語」に記されています。
焚書という、思想や言論、人間性の破壊への対抗手段が内容を暗記し、自らがその本になるというおもしろい手段をとりますが、"こうすれば本を奪うことは出来ないから覚えたら本を燃やせ"という台詞は、言論の抑圧に対する強烈なメッセージといえます。
1966年に作られたこの作品を、「ショーシャンクの空に」、「ミスト」のフランク・ダラポンが次回作として予定しているようです。一時、主演はトム・ハンクスか?との噂もありましたが、これは残念ながらなくなったようです。メディアによる大衆操作は、アメリカでは今でも行われているようです。ただ、これはアメリカに限ったことではありません。ブラッドベリやトリュフォーは近未来の物語として、当時を批判しましたが、フランク・ダラポンがどのような設定でメッセージを発するのかとても楽しみです。また、あっというような作品になるんでしょうか?
トム・ハンクス、フランク・ダラボン監督版「華氏451」を離脱!
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関連タグ : フランソワ・トリュフォー,
今回は、映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」
ニューヨークのとある高級アパート。東京への転属が決まったロブのためにサプライズ・パーティが開かれている。そんな中、突然、とてつもない爆音が響き渡る。表を見ると、外では大爆発が起きている。そこに何かが飛んでくる…近くのビルに激突し、地面に落下したのは自由の女神の頭だった…。
クローバーフィールド/HAKAISHA - goo 映画
上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(パラマウント)
初公開年月 2008/04/05
ジャンル SF/サスペンス/パニック
監督 マット・リーヴス
製作 J・J・エイブラムス ブライアン・バーク
製作総指揮 ガイ・リーデル シェリル・クラーク
脚本 ドリュー・ゴダード
撮影 マイケル・ボンヴィレイン
美術 マーティン・ホイスト
衣装 エレン・マイロニック
編集 ケヴィン・スティット
出演
マイケル・スタール=デヴィッド マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン ジェシカ・ルーカス
リジー・キャプラン T・J・ミラー ベン・フェルドマン ライザ・ラピラ クリス・マルケイ 他
とても面白かったですが、気分が悪くなる方が出てもおかしくない位、揺れまくりの映像が続きます。実際に、鑑賞中に席を立つ方もいらっしゃいました。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような秘密主義に徹した広告戦略と、ハンディ・ビデオカメラによる揺れまくりの映像(「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の比じゃないくらい揺れまくってます)、製作のJ・J・エイブラムスがインタビューで、ゴジラにインスパイアされたと語っている通り、ゴジラへのオマージュに溢れ、映画「宇宙戦争」のように一般人が逃げ惑う、ヒーロー不在の映画です。あたかも、9・11同時多発テロで目にした、崩れ行く貿易センタービルから逃げ惑う人々を見ている様な気分になります。映し出されるのは得体の知れない物への恐怖です。無力な人間は、なすすべなく逃げ惑うのみです。
単なるモンスター映画かというとそうでもなく、冒頭からの約20分で登場人物の人間関係や恋愛関係のもつれなどがさりげなく、それでいてきっちりと描かれていて、その後の物語の伏線になっています。このような特殊効果を使う作品とは無縁だったマット・リーヴスに監督の声がかかったのは、彼のキャラクターを重視する姿勢によるようです。この作品の面白さは、一般人の日常が得体の知れない恐怖によって一瞬に壊れてしまう所にあります。この作品のリアリティは視覚効果だけではなく、そういう点にもあると思います。
問題の、揺れまくる映像ですが、作品の中でビデオ係になっていたT・J・ミラー(ハッド)が実際に演技をしながら撮影した映像がかなり使用されており、素人が撮影した映像を、緻密な計算と編集により、まるで連続した一本のビデオ映像のように仕上げています。揺れまくる映像は苦手ではないのですが、この作品では今まで感じたことのない不思議な感覚に襲われました。気分が悪いのではなく、なんとなくハイになっていくような不思議な感覚です。早くも全米では4月22日にDVDが発売されるようですが、マット・リーブス監督によるコメンタリーやメイキング映像、NG集はもちろん、別バージョンのエンディングが2編収録されているようです。ただ、今回の"不思議な感覚"は、おそらく映画館ならではだと思います。
"HAKAISHA"の正体ですが、最後にようやく拝む事はできますが、何物かはやっぱり分かりません。続編の製作が決定しており、そちらでは明らかになるのかもしれません。作品の途中でもチラッとその姿は見えるのですが、素人のビデオ映像にありがちな、"何か映っているけどよく分からん"風の映像にわざとしているため、最後まで得体の知れないもののまま引っ張り続けます。最後に拝む事のできる姿に関しては、観てのお楽しみという事で・・・
視覚効果による不思議な感覚をお楽しみ下さい。不安な方は、入り口にできるだけ近い席を・・・

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ニューヨークのとある高級アパート。東京への転属が決まったロブのためにサプライズ・パーティが開かれている。そんな中、突然、とてつもない爆音が響き渡る。表を見ると、外では大爆発が起きている。そこに何かが飛んでくる…近くのビルに激突し、地面に落下したのは自由の女神の頭だった…。
クローバーフィールド/HAKAISHA - goo 映画
上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(パラマウント)
初公開年月 2008/04/05
ジャンル SF/サスペンス/パニック
監督 マット・リーヴス
製作 J・J・エイブラムス ブライアン・バーク
製作総指揮 ガイ・リーデル シェリル・クラーク
脚本 ドリュー・ゴダード
撮影 マイケル・ボンヴィレイン
美術 マーティン・ホイスト
衣装 エレン・マイロニック
編集 ケヴィン・スティット
出演
マイケル・スタール=デヴィッド マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン ジェシカ・ルーカス
リジー・キャプラン T・J・ミラー ベン・フェルドマン ライザ・ラピラ クリス・マルケイ 他
![]() | クローバーフィールド/HAKAISYA (竹書房文庫 DR 206) (2008/04/03) ドリュー・ゴッダード 商品詳細を見る |
とても面白かったですが、気分が悪くなる方が出てもおかしくない位、揺れまくりの映像が続きます。実際に、鑑賞中に席を立つ方もいらっしゃいました。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような秘密主義に徹した広告戦略と、ハンディ・ビデオカメラによる揺れまくりの映像(「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の比じゃないくらい揺れまくってます)、製作のJ・J・エイブラムスがインタビューで、ゴジラにインスパイアされたと語っている通り、ゴジラへのオマージュに溢れ、映画「宇宙戦争」のように一般人が逃げ惑う、ヒーロー不在の映画です。あたかも、9・11同時多発テロで目にした、崩れ行く貿易センタービルから逃げ惑う人々を見ている様な気分になります。映し出されるのは得体の知れない物への恐怖です。無力な人間は、なすすべなく逃げ惑うのみです。
単なるモンスター映画かというとそうでもなく、冒頭からの約20分で登場人物の人間関係や恋愛関係のもつれなどがさりげなく、それでいてきっちりと描かれていて、その後の物語の伏線になっています。このような特殊効果を使う作品とは無縁だったマット・リーヴスに監督の声がかかったのは、彼のキャラクターを重視する姿勢によるようです。この作品の面白さは、一般人の日常が得体の知れない恐怖によって一瞬に壊れてしまう所にあります。この作品のリアリティは視覚効果だけではなく、そういう点にもあると思います。
問題の、揺れまくる映像ですが、作品の中でビデオ係になっていたT・J・ミラー(ハッド)が実際に演技をしながら撮影した映像がかなり使用されており、素人が撮影した映像を、緻密な計算と編集により、まるで連続した一本のビデオ映像のように仕上げています。揺れまくる映像は苦手ではないのですが、この作品では今まで感じたことのない不思議な感覚に襲われました。気分が悪いのではなく、なんとなくハイになっていくような不思議な感覚です。早くも全米では4月22日にDVDが発売されるようですが、マット・リーブス監督によるコメンタリーやメイキング映像、NG集はもちろん、別バージョンのエンディングが2編収録されているようです。ただ、今回の"不思議な感覚"は、おそらく映画館ならではだと思います。
"HAKAISHA"の正体ですが、最後にようやく拝む事はできますが、何物かはやっぱり分かりません。続編の製作が決定しており、そちらでは明らかになるのかもしれません。作品の途中でもチラッとその姿は見えるのですが、素人のビデオ映像にありがちな、"何か映っているけどよく分からん"風の映像にわざとしているため、最後まで得体の知れないもののまま引っ張り続けます。最後に拝む事のできる姿に関しては、観てのお楽しみという事で・・・
視覚効果による不思議な感覚をお楽しみ下さい。不安な方は、入り口にできるだけ近い席を・・・
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映画 映画レビュー
関連タグ : マット・リーヴス,
今回は、映画「猿の惑星」
ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船が1年6ヵ月後に、オリオン星座に属する、ある惑星に着陸した。だが地球では、この間に2000年という年月が流れた勘定になる。宇宙船にはテイラー(チャールトン・ヘストン)を隊長とするドッジ、ランドンらの宇宙飛行士が乗っていたが湖に着水した時、宇宙船は破損して沈没。3名は無人の陸地に上がり、数日間、砂漠地帯をさまよい歩いた。そして、やっと森林地帯に入った時、初めてほかの人間を見たが、彼らは一様に原始人のようであった。
猿の惑星(1968) - goo 映画
上映時間 113分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 1968/04/
ジャンル SF
監督 フランクリン・J・シャフナー
製作 アーサー・P・ジェイコブス モート・エイブラハムズ
原作 ピエール・ブール
脚本 ロッド・サーリング マイケル・ウィルソン
撮影 レオン・シャムロイ
特殊効果 L・B・アボット
特殊メイク ジョン・チェンバース
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
チャールトン・ヘストン キム・ハンター ロディ・マクドウォール リンダ・ハリソン モーリス・エヴァンス
ジェームズ・ホイットモア ジェームズ・デイリー ロバート・ガナー ルー・ワグナー 他
先日のシネマニュースでもお伝えしましたが、俳優チャールトン・ヘストンさんが4月5日に84歳で逝去されました。映画「ベンハー」、「十戒」で有名ですが、今回は「猿の惑星」をご紹介しようと思います。
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この作品をはじめて見たとき、人間の残酷さや、文明社会への警鐘がテーマなのかと思っていましたが、それだけではないようで、製作当時の時代背景、社会情勢を反映した寓話的な作品だったようです。
もともと、ピエール・ブール の原作では現代社会をそっくりそのまま人間と猿の立場を逆転させて描かれていたようで、高層ビルに住み、車や飛行機を乗り回している猿と、家畜にされた人間という設定になっていましたが、映画の製作に際しては、予算の都合上、屋外でのロケを多用し、それほど費用のかからないあんな感じの猿の村のセットが使われたそうです。
本作に登場する猿を黒人の象徴、チャールトン・ヘストン扮するテイラーを白人の象徴として、黒人と白人の人種問題を立場を逆転して描き、猿社会の中にも武闘派のゴリラ、政治的に猿社会を支配しているオラウータン、科学や文化的な活動を行い、進歩的な立場のチンパンジーといった社会階層が描かれていて、それぞれ黒人、WASP、ユダヤ人といった人種の象徴として描いたといわれています。監督のフランクリン・J・シャフナーが、「私は『猿の惑星』をSFと思ったことはない。これは政治的な映画だ」といっている通り、1960年代という、人種闘争が大きな社会問題となっている中、人種問題を直接描きにくかったため、猿が人間を支配するというショッキングな内容のSF映画としながらも、実は人種問題を描いた作品としてとらえるのが正しいようです。
この作品の成功を受け、「続 猿の惑星」 (1970)、「新猿の惑星」 (1971) 、「猿の惑星 征服 」 (1972) 、「最後の猿の惑星」 (1973) と、実に4本もの続編が製作されましたが、いずれの作品も核の脅威、キリスト教的なもの、黒人の歴史、などSFでありながら社会風刺ドラマのような作品になっています。
本作で、チャールトン・ヘストンは人間の代表(アメリカの代表)として、猿社会に立ち向かうわけですが、さんざんいたぶられ、最後は絶望のどん底に突き落とされて終わります。後に全米ライフル協会という政治的影響の強い団体の会長まで務め、自身の人生そのものも、アメリカの代表のように過ごす事になりましたが、皮肉なめぐり合わせだったのか、先見性のあるキャスティングだったのかは分かりませんが、とても興味深い作品です。 ご冥福をお祈りします。

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ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船が1年6ヵ月後に、オリオン星座に属する、ある惑星に着陸した。だが地球では、この間に2000年という年月が流れた勘定になる。宇宙船にはテイラー(チャールトン・ヘストン)を隊長とするドッジ、ランドンらの宇宙飛行士が乗っていたが湖に着水した時、宇宙船は破損して沈没。3名は無人の陸地に上がり、数日間、砂漠地帯をさまよい歩いた。そして、やっと森林地帯に入った時、初めてほかの人間を見たが、彼らは一様に原始人のようであった。
猿の惑星(1968) - goo 映画
上映時間 113分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 1968/04/
ジャンル SF
監督 フランクリン・J・シャフナー
製作 アーサー・P・ジェイコブス モート・エイブラハムズ
原作 ピエール・ブール
脚本 ロッド・サーリング マイケル・ウィルソン
撮影 レオン・シャムロイ
特殊効果 L・B・アボット
特殊メイク ジョン・チェンバース
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
チャールトン・ヘストン キム・ハンター ロディ・マクドウォール リンダ・ハリソン モーリス・エヴァンス
ジェームズ・ホイットモア ジェームズ・デイリー ロバート・ガナー ルー・ワグナー 他
![]() | 猿の惑星 (ベストヒット・セレクション) (2007/10/24) チャールトン・ヘストン 商品詳細を見る |
先日のシネマニュースでもお伝えしましたが、俳優チャールトン・ヘストンさんが4月5日に84歳で逝去されました。映画「ベンハー」、「十戒」で有名ですが、今回は「猿の惑星」をご紹介しようと思います。
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もともと、ピエール・ブール の原作では現代社会をそっくりそのまま人間と猿の立場を逆転させて描かれていたようで、高層ビルに住み、車や飛行機を乗り回している猿と、家畜にされた人間という設定になっていましたが、映画の製作に際しては、予算の都合上、屋外でのロケを多用し、それほど費用のかからないあんな感じの猿の村のセットが使われたそうです。
本作に登場する猿を黒人の象徴、チャールトン・ヘストン扮するテイラーを白人の象徴として、黒人と白人の人種問題を立場を逆転して描き、猿社会の中にも武闘派のゴリラ、政治的に猿社会を支配しているオラウータン、科学や文化的な活動を行い、進歩的な立場のチンパンジーといった社会階層が描かれていて、それぞれ黒人、WASP、ユダヤ人といった人種の象徴として描いたといわれています。監督のフランクリン・J・シャフナーが、「私は『猿の惑星』をSFと思ったことはない。これは政治的な映画だ」といっている通り、1960年代という、人種闘争が大きな社会問題となっている中、人種問題を直接描きにくかったため、猿が人間を支配するというショッキングな内容のSF映画としながらも、実は人種問題を描いた作品としてとらえるのが正しいようです。
この作品の成功を受け、「続 猿の惑星」 (1970)、「新猿の惑星」 (1971) 、「猿の惑星 征服 」 (1972) 、「最後の猿の惑星」 (1973) と、実に4本もの続編が製作されましたが、いずれの作品も核の脅威、キリスト教的なもの、黒人の歴史、などSFでありながら社会風刺ドラマのような作品になっています。
本作で、チャールトン・ヘストンは人間の代表(アメリカの代表)として、猿社会に立ち向かうわけですが、さんざんいたぶられ、最後は絶望のどん底に突き落とされて終わります。後に全米ライフル協会という政治的影響の強い団体の会長まで務め、自身の人生そのものも、アメリカの代表のように過ごす事になりましたが、皮肉なめぐり合わせだったのか、先見性のあるキャスティングだったのかは分かりませんが、とても興味深い作品です。 ご冥福をお祈りします。
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関連タグ : フランクリン・J・シャフナー,
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