今回は、映画「28週後...(2007)」
感染すると凶暴性を引き起こし、ほかの人間を襲うようになるレイジ・ウィルスが猛威をふるう中、ドンは妻のアリスらと山荘に籠っていた。ある日、子供を追ってきたウィルス感染者たちに襲撃され、アリスは退路を断たれてしまう。ドンはそんな妻を見捨て、命からがらボートで脱出する。そしてウィルス発生から 28週後、ロンドンでは軍の厳重な監視のもと、再建が始まっていたのだった。
28週後... - goo 映画
上映時間 104分
製作国 イギリス/スペイン
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2008/01/19
ジャンル ホラー/SF/アクション
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ
製作 アンドリュー・マクドナルド アロン・ライヒ エンリケ・ロペス・ラビニュ
製作総指揮 ダニー・ボイル アレックス・ガーランド
脚本 フアン・カルロス・フレスナディージョ ローワン・ジョフィ ヘスス・オルモ E・L・ラビニュ
撮影 エンリケ・シャディアック
美術 マーク・ティルデスリー
衣装 ジェーン・ペトリ
編集 クリス・ギル
音楽 ジョン・マーフィ
出演
ロバート・カーライル ローズ・バーン ジェレミー・レナー ハロルド・ペリノー キャサリン・マコーマック
マッキントッシュ・マグルトン イモージェン・プーツ イドリス・エルバ
レイジウイルスにより、イギリス全土が壊滅した前作「28日後...」。暴徒と化した感染者が非感染者に襲いかかる描写以上に、常軌を逸した非感染者の行動に恐怖を感じる作品でした。(今回は、ネタばれを含みますが、知っていても大丈夫だと思います。)
ネットサーフィンしていると、感染者とゾンビを同じ様にあつかった記述を見かけることがありますが、間違いです。もとはブードゥー教 の儀式で蘇った死者をゾンビと呼び、映画でも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」をはじめ蘇った死者が人間を襲う作品が本来のゾンビ映画です。
このシリーズの感染者は死者ではなく、ウィルスにより凶暴性が極度に増した人間です。したがって、走ることも出来れば、食料がなければ餓死もします。ゾンビ映画の手法を用いた人間ドラマであり、社会風刺ドラマとして観るのが正しい観かたです。(ゾンビ映画の本質は、ゾンビというモンスターの登場する社会風刺ドラマなのですが、いつしかただのホラーのようにしか見られなくなっているようで少々残念な部分はありますが・・・)
この作品は、冒頭部分で完全にやられました。夫が奥さんを置き去りにして猛ダッシュで感染者から逃げるシーンです。映画の世界では掟破りのようなこのシーンですが、現実に今戦争に巻き込まれ、パニックになったときに、愛する人を置き去りにして逃げない自信がありますか?前作の中盤で、"生き延びることが全てじゃない"というような台詞がありますが、このシーンはその考えを踏襲するシーンで、この行動により夫はある種の罰を受けることになります。

猛ダッシュの夫

置き去りにされた妻
感染から5週後、感染者が餓死
11週後、アメリカ軍主導でNATO軍がロンドンへ
18週後、感染の恐れがなくなり
24週後、復興活動が始まる
28週後、避難していた人々がアメリカ軍の厳重な監視下のロンドンへ戻ってくる
でも、結局再び感染の恐怖に襲われることになります。
軍の監視下で暴徒が発生したときに感染が広がるのを防ぐ手段はただ一つ。感染者、非感染者を問わない殲滅行為が始まります。見分けがつかないのでこの行動をとるわけですが、このあたりはテロリストと一般市民の区別がつかず、誤射や一斉攻撃をしてしまうというイラク戦争をはじめとした戦闘地域でのアメリカ軍の取る行動そのものです。感染者をゾンビではなく人間として観ていないと、このシーンの持つ意味はわかりません。
前作では、個人が、生き残るために擬似家族のような関係を築いていく様子が描かれましたが、今回はある家族を中心に、その崩壊していく姿が描かれています。ファーストカットの"DNA"という文字の通り、遺伝子が小さな希望のようなエンディングを迎えますが、前作のように明確な希望を感じるエンディングではないので、終末観は今回の方が圧倒的に強い形でエンディングを迎えます。
前作同様、手持ちカメラによるぶれる映像と臨場感は迫力を増しています。クレジットでは撮影はロバート・ロドリゲス監督の「パラサイト(1999)」やセバスチャン・コルデロ監督の「タブロイド(2004)」のエンリケ・シャディアックになっていますが、どうも一部ダニー・ボイル監督自らカメラを回したシーンもあった様で、あまりに激しくやりすぎたためか、肩を脱臼したという話もあります。監督は「10億分の1の男」という、手を触れると相手の運を奪う力をもった人々の危険なゲームを描いた作品でブレイクしたフアン・カルロス・フレスナディージョが監督を務めましたが、ダニー・ボイル監督が「サンシャイン2057」の撮影で多忙だったため、製作に回ったことにより、指名されたようです。
さらなる続編を見据えてのエンディングなのかは定かではありませんが、こうなると、続編で決着をつけてほしいように思います。前作で終わっていれば、そうは思わなかったのですが、「28週後...」を観てしまうと、どうしてもそう思ってしまいます。「28ヶ月後...」はロシアが舞台という話もあるようですが、海を越えパリに広がった感染者達はどうなるのか… 続編、期待してます。

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☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

感染すると凶暴性を引き起こし、ほかの人間を襲うようになるレイジ・ウィルスが猛威をふるう中、ドンは妻のアリスらと山荘に籠っていた。ある日、子供を追ってきたウィルス感染者たちに襲撃され、アリスは退路を断たれてしまう。ドンはそんな妻を見捨て、命からがらボートで脱出する。そしてウィルス発生から 28週後、ロンドンでは軍の厳重な監視のもと、再建が始まっていたのだった。
28週後... - goo 映画
上映時間 104分
製作国 イギリス/スペイン
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2008/01/19
ジャンル ホラー/SF/アクション
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ
製作 アンドリュー・マクドナルド アロン・ライヒ エンリケ・ロペス・ラビニュ
製作総指揮 ダニー・ボイル アレックス・ガーランド
脚本 フアン・カルロス・フレスナディージョ ローワン・ジョフィ ヘスス・オルモ E・L・ラビニュ
撮影 エンリケ・シャディアック
美術 マーク・ティルデスリー
衣装 ジェーン・ペトリ
編集 クリス・ギル
音楽 ジョン・マーフィ
出演
ロバート・カーライル ローズ・バーン ジェレミー・レナー ハロルド・ペリノー キャサリン・マコーマック
マッキントッシュ・マグルトン イモージェン・プーツ イドリス・エルバ
![]() | 28週後... (特別編) (2008/06/06) ロバート・カーライルローズ・バーン 商品詳細を見る |
レイジウイルスにより、イギリス全土が壊滅した前作「28日後...」。暴徒と化した感染者が非感染者に襲いかかる描写以上に、常軌を逸した非感染者の行動に恐怖を感じる作品でした。(今回は、ネタばれを含みますが、知っていても大丈夫だと思います。)
ネットサーフィンしていると、感染者とゾンビを同じ様にあつかった記述を見かけることがありますが、間違いです。もとはブードゥー教 の儀式で蘇った死者をゾンビと呼び、映画でも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」をはじめ蘇った死者が人間を襲う作品が本来のゾンビ映画です。
このシリーズの感染者は死者ではなく、ウィルスにより凶暴性が極度に増した人間です。したがって、走ることも出来れば、食料がなければ餓死もします。ゾンビ映画の手法を用いた人間ドラマであり、社会風刺ドラマとして観るのが正しい観かたです。(ゾンビ映画の本質は、ゾンビというモンスターの登場する社会風刺ドラマなのですが、いつしかただのホラーのようにしか見られなくなっているようで少々残念な部分はありますが・・・)
この作品は、冒頭部分で完全にやられました。夫が奥さんを置き去りにして猛ダッシュで感染者から逃げるシーンです。映画の世界では掟破りのようなこのシーンですが、現実に今戦争に巻き込まれ、パニックになったときに、愛する人を置き去りにして逃げない自信がありますか?前作の中盤で、"生き延びることが全てじゃない"というような台詞がありますが、このシーンはその考えを踏襲するシーンで、この行動により夫はある種の罰を受けることになります。

猛ダッシュの夫

置き去りにされた妻
感染から5週後、感染者が餓死
11週後、アメリカ軍主導でNATO軍がロンドンへ
18週後、感染の恐れがなくなり
24週後、復興活動が始まる
28週後、避難していた人々がアメリカ軍の厳重な監視下のロンドンへ戻ってくる
でも、結局再び感染の恐怖に襲われることになります。
軍の監視下で暴徒が発生したときに感染が広がるのを防ぐ手段はただ一つ。感染者、非感染者を問わない殲滅行為が始まります。見分けがつかないのでこの行動をとるわけですが、このあたりはテロリストと一般市民の区別がつかず、誤射や一斉攻撃をしてしまうというイラク戦争をはじめとした戦闘地域でのアメリカ軍の取る行動そのものです。感染者をゾンビではなく人間として観ていないと、このシーンの持つ意味はわかりません。
前作では、個人が、生き残るために擬似家族のような関係を築いていく様子が描かれましたが、今回はある家族を中心に、その崩壊していく姿が描かれています。ファーストカットの"DNA"という文字の通り、遺伝子が小さな希望のようなエンディングを迎えますが、前作のように明確な希望を感じるエンディングではないので、終末観は今回の方が圧倒的に強い形でエンディングを迎えます。
前作同様、手持ちカメラによるぶれる映像と臨場感は迫力を増しています。クレジットでは撮影はロバート・ロドリゲス監督の「パラサイト(1999)」やセバスチャン・コルデロ監督の「タブロイド(2004)」のエンリケ・シャディアックになっていますが、どうも一部ダニー・ボイル監督自らカメラを回したシーンもあった様で、あまりに激しくやりすぎたためか、肩を脱臼したという話もあります。監督は「10億分の1の男」という、手を触れると相手の運を奪う力をもった人々の危険なゲームを描いた作品でブレイクしたフアン・カルロス・フレスナディージョが監督を務めましたが、ダニー・ボイル監督が「サンシャイン2057」の撮影で多忙だったため、製作に回ったことにより、指名されたようです。
さらなる続編を見据えてのエンディングなのかは定かではありませんが、こうなると、続編で決着をつけてほしいように思います。前作で終わっていれば、そうは思わなかったのですが、「28週後...」を観てしまうと、どうしてもそう思ってしまいます。「28ヶ月後...」はロシアが舞台という話もあるようですが、海を越えパリに広がった感染者達はどうなるのか… 続編、期待してます。
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関連タグ : フアン・カルロス・フレスナディージョ, ダニー・ボイル,
この記事へのコメント
あそこまで一目散に逃げるのは映画で初めて観たかもしれません。今公開中の「REC」(スペイン映画)も感染者に襲われる作品のようですが、怖いみたいです。ハリウッドでリメイクされるみたいですよ。
愛する奥さんすら
助け出す事が出来ない
身のすくむような恐怖が
あの走るシーンで存分に
味わえましたね!
応援!
助け出す事が出来ない
身のすくむような恐怖が
あの走るシーンで存分に
味わえましたね!
応援!
"ぎゃ〜、怖ぇ〜"じゃ、記事にならないので少々難しそうに書きましたが、ほんとは、"感染者怖ぇ〜とか、足速ぇ〜"ですよ。(笑)
続編できっちりまとめてもらわないと、モヤモヤ感が大です。
続編できっちりまとめてもらわないと、モヤモヤ感が大です。
はい、全速力です(笑)
逆の立場だったら、間違いなく猛ダッシュじゃないですか?
2年4ヶ月・・・確かに長いですね。7ヶ月で再発したので、4回繰り返すということかな?そんなあほなですね?(笑)
28週後、ご主人と一緒に観て、"あなたならどうする?"って聞いてみるのも良いかもしれません。
逆の立場だったら、間違いなく猛ダッシュじゃないですか?
2年4ヶ月・・・確かに長いですね。7ヶ月で再発したので、4回繰り返すということかな?そんなあほなですね?(笑)
28週後、ご主人と一緒に観て、"あなたならどうする?"って聞いてみるのも良いかもしれません。
28週間後
ついに登場!(笑)
僕はこの映画
友達などの薦めにより
映画館に見に行ったのですが
かなりおもろ〜な
作品でした
今回
whitedogさんの記事を
読ませていただき
勉強になりました(^^;)
色んなメッセージが
この作品に
あったんですね〜〜〜
ぽち
ついに登場!(笑)
僕はこの映画
友達などの薦めにより
映画館に見に行ったのですが
かなりおもろ〜な
作品でした
今回
whitedogさんの記事を
読ませていただき
勉強になりました(^^;)
色んなメッセージが
この作品に
あったんですね〜〜〜
ぽち
28日後、28週後それに、続きがありそうなんですね。
28ヶ月後って、長すぎるような・・・
奥さんを置き去りにするシーンは、猛ダッシュですか?
逆の立場だったら、どうなんだろう。
とにかく、28日後から観なくちゃ。
応援4ポチ
28ヶ月後って、長すぎるような・・・
奥さんを置き去りにするシーンは、猛ダッシュですか?
逆の立場だったら、どうなんだろう。
とにかく、28日後から観なくちゃ。
応援4ポチ
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