今回は、映画「題名のない子守唄」
北イタリアのトリエステにやって来た異国の女イレーナが、金細工の工房を営むアダケル家のメイドに雇われる。それは周到に策を講じて手に入れた念願の職場だった。完璧な仕事ぶりですぐに主人夫妻の信頼を得ると、最初こそ手を焼いていた彼らの4歳になる一人娘テアの心も確実に掴むのだった。しかし、テアを慈しむイレーナの本当の目的を知るものは誰もいない。さらに、忌まわしい過去の黒い影が忍び寄る。
題名のない子守唄 - goo 映画
上映時間 121分
製作国 イタリア
公開情報 劇場公開(ハピネット)
初公開年月 2007/09/15
ジャンル ドラマ/ミステリー/サスペンス
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
製作総指揮 ラウラ・ファットーリ
脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ マッシモ・デ・リタ
撮影 ファビオ・ザマリオン
美術 トニーノ・ゼッラ
衣装 ニコレッタ・エルコーレ
編集 マッシモ・クアッリア
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
クセニア・ラパポルト ミケーレ・プラチド クラウディア・ジェリーニ ピエラ・デッリ・エスポスティ
アレッサンドロ・ヘイベル クララ・ドッセーナ アンヘラ・モリーナ マルゲリータ・ブイ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 他
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督最新作です。鑑賞後の感想は、"サスペンス撮っても上手いのね〜"。お見事な作品です。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を監督したのが33歳、前作「マレーナ」から6年ぶりの作品となる今作は、初(?)のサスペンス色の強いドラマです。ということで、何も知らずに観る方がよいと思うのですが、少しだけ…
前作の「マレーナ」ではモニカ・ベルッチをブレイクさせるほど存在感の強い作品でしたが、これまでどちらかというと男性や子供が主人公の作品の多かったジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品ですが、今回は完全に一人の女性にスポットを当てた作品です。
インタビューで、"女性を描くのが下手"、"女性が嫌いなのでは?"と批評家からさんざん酷評されていたと語っているトルナトーレ監督ですが、「ニュー・シネマ・パラダイス」でのトトの母親(いかにもイタリアのお母さん)の描き方など、個人的には好きでした。また、「私の人生の最大の愛の対象は、女性と映画なんですから」と、まさに「ニュー・シネマ・パラダイス」の主人公のようなことを語っています。
今回の作品の着想は、ある新聞記事だったそうで、「彼女は、自分が産んだ子どもを、他人に売り渡した。それで罪に問われたのでした。私は、もし彼女が逮捕されなかったらどうなっていたか、ずっと想像していました。彼女は、お金と引き換えに手放したわが子に、どんな感情を抱いていたのか? その後、彼女の心にどんな変化が現れたのか?」と語っていますが、これを読むと、この作品は"あ〜、なるほど…"となります。

主人公を演じるクセニア・ラパポルトは、ロシア生まれの舞台俳優ですが、ほぼ無名に近い女優さんのようで、キャスティングにあたっては、"無名で演技が抜群に上手く、しかも母親"という、トルナトーレ監督の考える主人公の理想像に最も近かったそうです。実際、抜群に存在感のある女優さんでした。
ファーストカットから、"え?"という、これまでのトルナトーレ監督作品とは異なるイメージから始まり、頻繁に挿入されるフラッシュバックが物語の伏線となっていきますが、物語が進むにつれ、「イースタン・プロミス」や、「サラエボの花」と同様に、東欧諸国の女性たちが抱える悲しい現実が次第に見えてきます。
悲しい物語ですが、さすがトルナトーレ監督らしく、素敵なラストシーンが待っています。「ニュー・シネマ・パラダイス」のように大きな感動が待っている訳ではありませんが、「今度の映画では、一度は否定した母性という感情を取り戻そうとしてあがく女性の姿を描きたかったんです」という監督の考え通りの素敵な作品です。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督 インタビュー

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北イタリアのトリエステにやって来た異国の女イレーナが、金細工の工房を営むアダケル家のメイドに雇われる。それは周到に策を講じて手に入れた念願の職場だった。完璧な仕事ぶりですぐに主人夫妻の信頼を得ると、最初こそ手を焼いていた彼らの4歳になる一人娘テアの心も確実に掴むのだった。しかし、テアを慈しむイレーナの本当の目的を知るものは誰もいない。さらに、忌まわしい過去の黒い影が忍び寄る。
題名のない子守唄 - goo 映画
上映時間 121分
製作国 イタリア
公開情報 劇場公開(ハピネット)
初公開年月 2007/09/15
ジャンル ドラマ/ミステリー/サスペンス
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
製作総指揮 ラウラ・ファットーリ
脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ マッシモ・デ・リタ
撮影 ファビオ・ザマリオン
美術 トニーノ・ゼッラ
衣装 ニコレッタ・エルコーレ
編集 マッシモ・クアッリア
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
クセニア・ラパポルト ミケーレ・プラチド クラウディア・ジェリーニ ピエラ・デッリ・エスポスティ
アレッサンドロ・ヘイベル クララ・ドッセーナ アンヘラ・モリーナ マルゲリータ・ブイ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 他
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映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督最新作です。鑑賞後の感想は、"サスペンス撮っても上手いのね〜"。お見事な作品です。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を監督したのが33歳、前作「マレーナ」から6年ぶりの作品となる今作は、初(?)のサスペンス色の強いドラマです。ということで、何も知らずに観る方がよいと思うのですが、少しだけ…
前作の「マレーナ」ではモニカ・ベルッチをブレイクさせるほど存在感の強い作品でしたが、これまでどちらかというと男性や子供が主人公の作品の多かったジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品ですが、今回は完全に一人の女性にスポットを当てた作品です。
インタビューで、"女性を描くのが下手"、"女性が嫌いなのでは?"と批評家からさんざん酷評されていたと語っているトルナトーレ監督ですが、「ニュー・シネマ・パラダイス」でのトトの母親(いかにもイタリアのお母さん)の描き方など、個人的には好きでした。また、「私の人生の最大の愛の対象は、女性と映画なんですから」と、まさに「ニュー・シネマ・パラダイス」の主人公のようなことを語っています。
今回の作品の着想は、ある新聞記事だったそうで、「彼女は、自分が産んだ子どもを、他人に売り渡した。それで罪に問われたのでした。私は、もし彼女が逮捕されなかったらどうなっていたか、ずっと想像していました。彼女は、お金と引き換えに手放したわが子に、どんな感情を抱いていたのか? その後、彼女の心にどんな変化が現れたのか?」と語っていますが、これを読むと、この作品は"あ〜、なるほど…"となります。

主人公を演じるクセニア・ラパポルトは、ロシア生まれの舞台俳優ですが、ほぼ無名に近い女優さんのようで、キャスティングにあたっては、"無名で演技が抜群に上手く、しかも母親"という、トルナトーレ監督の考える主人公の理想像に最も近かったそうです。実際、抜群に存在感のある女優さんでした。
ファーストカットから、"え?"という、これまでのトルナトーレ監督作品とは異なるイメージから始まり、頻繁に挿入されるフラッシュバックが物語の伏線となっていきますが、物語が進むにつれ、「イースタン・プロミス」や、「サラエボの花」と同様に、東欧諸国の女性たちが抱える悲しい現実が次第に見えてきます。
悲しい物語ですが、さすがトルナトーレ監督らしく、素敵なラストシーンが待っています。「ニュー・シネマ・パラダイス」のように大きな感動が待っている訳ではありませんが、「今度の映画では、一度は否定した母性という感情を取り戻そうとしてあがく女性の姿を描きたかったんです」という監督の考え通りの素敵な作品です。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督 インタビュー
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関連タグ : ジュゼッペ・トルナトーレ,
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。つかみは見事でしたね。すっかり引き込まれました。(笑)女の子の髪がちりちりで、血のつながった親子だと思っていたのですが…
最後まで面白かったです。
TBありがとうございました。またのぞいてください。こちらもまた、おじゃましますね。
最後まで面白かったです。
TBありがとうございました。またのぞいてください。こちらもまた、おじゃましますね。
こんにちは!
昨夜は当ブログにコメントいただき、ありがとうございました。
この作品は、冒頭から少々ビックリするようなシーンでしたが、次第と作品の世界観に引き込まれていったという印象が強いです。イレーナ役のクセニア・ラパポルトの演技には脱帽です。こんないい演技をする女優さんがほぼ無名に近い存在だったとは、本当に驚いてしまいました。
TBしておきましたので、宜しくお願い致します。またお邪魔します。
昨夜は当ブログにコメントいただき、ありがとうございました。
この作品は、冒頭から少々ビックリするようなシーンでしたが、次第と作品の世界観に引き込まれていったという印象が強いです。イレーナ役のクセニア・ラパポルトの演技には脱帽です。こんないい演技をする女優さんがほぼ無名に近い存在だったとは、本当に驚いてしまいました。
TBしておきましたので、宜しくお願い致します。またお邪魔します。
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「題名のない子守唄」DVD鑑賞★★★☆
原題:LA SCONOSCIUTA
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
製作:イタリア、2006年
出演:クセニア・ラパポルト...
2008/07/02(水) | JUKEBOX

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