今回は、映画「戦場のアリア」。監督:クリスチャン・カリオン
第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした感動の戦争ドラマ。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。
1914 年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。そしてクリスマスイブの夜、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。その日、花形テノール歌手のニコラウス(ベンノ・フユルマン)は、皇太子の前で歌を披露することになり、本国からやって来たソプラノ歌手の妻アナ(ダイアン・クルーガー)と久々の再会を果たす。御前コンサートを終え塹壕に戻ってきたニコラウスは、ツリーを手にノーマンズ・ランドへ歩み出ると、素晴らしいテノールを響かせた。すると、スコットランド軍はバグパイプの伴奏で応じた。いつしか最前線には、3ヵ国の兵士たちによる“聖しこの夜”の合唱がこだました…。
音楽は、フランソワ・オゾン監督の「ふたりの5つの分かれ路」「スイミング・プール」「まぼろし」など、数々のフランス映画を手がけたフィリップ・ロンビ。(allcnema online解説より)
1993年にイブ・ビュフトー著「フランドル地方とアルトア地方の戦い1914-1918年」を読み、その一節、「1914年の驚くべきクリスマス」と題された章に出会い、この敵同士が結んだ友好のエピソードに取り付かれたカリオン監督が、その時は短編映画すら監督したことがなかったにもかかわらず、プロデューサーに映画化を持ちかける。そして、いくつかの短編と長編映画"Une hirondelle a fait le printemps"で成功を収め、本作の脚本化にとりかかる。
撮影に入ってから、資金面の困難やノーマンズ・ランドの再現への軍からの反対を受け何度か中断を余儀なくされたが、ついに本作は完成され、2005年のカンヌ映画祭にて正式出品された。
(戦場のアリア オフィシャルホームページより)
まず、クリスマスとは何か?ということを考えさせられた。キリスト教徒はもちろん、イスラム教徒も主要な預言者イエスの生誕として、クリスマスを祝うそうである。日本ではどうもそうではないようである。プレゼントをあげたり、もらったりするそれだけの日になってしまっている。楽しいイベントである事はよいことだと思うが、どういう日なのかを理解した上で楽しむべきではないだろうか。クリスマスに映画「パッション」を観ようとは思わないが、"物"にこだわるのではなく、"心"にこだわる日であって欲しい。
クリスマスが終ると、再び戦闘を始める人間の姿はおろかとしか言いようがない。戦場で歌った二人はフランス側に逃亡する。戦争のおろかさに気づけば当然の行為である。何のために戦うのか分からない事ほどばかげた事はない。一握りの人間に踊らされて、戦争をするのはやめて、好きな人と幸せに暮らす事の大切さに気づいて欲しい。そんな、メッセージが感じられる作品。
戦場のアリア オフィシャルサイト
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第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした感動の戦争ドラマ。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。
1914 年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。そしてクリスマスイブの夜、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。その日、花形テノール歌手のニコラウス(ベンノ・フユルマン)は、皇太子の前で歌を披露することになり、本国からやって来たソプラノ歌手の妻アナ(ダイアン・クルーガー)と久々の再会を果たす。御前コンサートを終え塹壕に戻ってきたニコラウスは、ツリーを手にノーマンズ・ランドへ歩み出ると、素晴らしいテノールを響かせた。すると、スコットランド軍はバグパイプの伴奏で応じた。いつしか最前線には、3ヵ国の兵士たちによる“聖しこの夜”の合唱がこだました…。
音楽は、フランソワ・オゾン監督の「ふたりの5つの分かれ路」「スイミング・プール」「まぼろし」など、数々のフランス映画を手がけたフィリップ・ロンビ。(allcnema online解説より)
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1993年にイブ・ビュフトー著「フランドル地方とアルトア地方の戦い1914-1918年」を読み、その一節、「1914年の驚くべきクリスマス」と題された章に出会い、この敵同士が結んだ友好のエピソードに取り付かれたカリオン監督が、その時は短編映画すら監督したことがなかったにもかかわらず、プロデューサーに映画化を持ちかける。そして、いくつかの短編と長編映画"Une hirondelle a fait le printemps"で成功を収め、本作の脚本化にとりかかる。
撮影に入ってから、資金面の困難やノーマンズ・ランドの再現への軍からの反対を受け何度か中断を余儀なくされたが、ついに本作は完成され、2005年のカンヌ映画祭にて正式出品された。
(戦場のアリア オフィシャルホームページより)
まず、クリスマスとは何か?ということを考えさせられた。キリスト教徒はもちろん、イスラム教徒も主要な預言者イエスの生誕として、クリスマスを祝うそうである。日本ではどうもそうではないようである。プレゼントをあげたり、もらったりするそれだけの日になってしまっている。楽しいイベントである事はよいことだと思うが、どういう日なのかを理解した上で楽しむべきではないだろうか。クリスマスに映画「パッション」を観ようとは思わないが、"物"にこだわるのではなく、"心"にこだわる日であって欲しい。
クリスマスが終ると、再び戦闘を始める人間の姿はおろかとしか言いようがない。戦場で歌った二人はフランス側に逃亡する。戦争のおろかさに気づけば当然の行為である。何のために戦うのか分からない事ほどばかげた事はない。一握りの人間に踊らされて、戦争をするのはやめて、好きな人と幸せに暮らす事の大切さに気づいて欲しい。そんな、メッセージが感じられる作品。
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