今回は、映画「靖国 YASUKUNI」
ふだんは静かな靖国神社だが、毎年8月15日になると様々な人々が集まってくる。大きな国旗を掲げ、英霊や天皇を称える者。旧日本軍の軍服に身を包み、ラッパの音に合わせて行進してくる一団。「天皇陛下万歳」を叫ぶ者、戦没者集会に現れる議員たち、歌われる「君が代」、そしてそれに抗議の意を唱える近隣諸国の若者…。「英霊」という名の姿形がないものをめぐって、称える者も反対する者も熱くなる。そんな「靖国」とは…。
靖国 YASUKUNI - goo 映画
上映時間 123分
製作国 日本/中国
公開情報 劇場公開(ナインエンタテインメント)
初公開年月 2008/05/03
ジャンル ドキュメンタリー
監督 李纓
撮影 堀田泰寛 李纓
編集 大重裕二 李纓
助監督 中村高寛
鑑賞後の率直な感想は、"この程度で、どうして上映中止など大騒ぎするんだろう?"でした。
作品を観て、特に新しい事を知ったわけでもなく、8月15日の靖国神社の喧騒の中で、ビジュアル的にインパクトのあるものをピックアップして編集し、刀匠の刈谷氏が刀を作る様子とインタビューを挿入しているだけといった感があります。
"朝まで生テレビ"の、答えの見えない大騒ぎと、工房訪問的な内容を混ぜた作品のように感じられてなりません。南京大虐殺の写真や100人斬りの記事も、この作品で初めて観たわけではないですし、個人的には大騒ぎの理由が分かりません。上映中止論が、単に中国人監督=反日的であるなら、愚かな事だと思います。(観て言うならまだしも・・・)
ドキュメンタリー作品の場合、個人的な興味は2点あり、ひとつは知的好奇心を満足させてくれる事、もうひとつは作品が社会に与えるインパクトです。前者に関しては、それほど満足する事はありませんでした。後者に関しては、これほど大騒ぎし、上映が始まるとかなりの盛況の様子(鑑賞日は平日にもかかわらず、100席ほどの劇場が満員でした)なので、大きなインパクトがあったのは間違いありません。
映画自体どうと言うより、作品のインタビューに関して上映直前に出演者と製作側でもめる事(もめた原因は?)に問題があり、公開前から上映中止か?などということが起こること(誰が圧力をかけたの?)に問題があると思います。大きくとり上げられはしたものの、靖国神社をめぐる問題に動きは特に見られず、出演したばっかりに、大変な思いをした刀匠の刈谷さんが可愛そうに思えただけでした。作品の中の刈谷さんは、ただの刀匠のおじいさんにしか見えませんし、インタビューの応答も靖国で問題になっている点に関してはほとんど言及がありません。(上映中、観客から笑いが起きるほど、普通のおじいさんです)
この程度で、大騒ぎするのはきっと日本が平和だからでしょう。(平和ボケしているのかもしれません)
私のように、靖国神社と接点のない人間には、"靖国神社ってやっぱりよく分からん"という再認識にはなりました。調べてみようという動機付けにはなったと思います。
どの映画もそうですが、観る前にどうこう言うのはナンセンスです。上映している劇場が少ないとはいえ、ここ数年、映画館満席など経験がないので、関心の高い作品である事に違いありません。まだ公開中ですので、ご覧ください。いろんな矛盾に気づくと思います。
映画「靖国 YASUKUNI」公式サイト
<映画「靖国」>「結論は観客の中に」李纓監督インタビュー
映画「靖国」公開問題 関連ニュース

このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

ふだんは静かな靖国神社だが、毎年8月15日になると様々な人々が集まってくる。大きな国旗を掲げ、英霊や天皇を称える者。旧日本軍の軍服に身を包み、ラッパの音に合わせて行進してくる一団。「天皇陛下万歳」を叫ぶ者、戦没者集会に現れる議員たち、歌われる「君が代」、そしてそれに抗議の意を唱える近隣諸国の若者…。「英霊」という名の姿形がないものをめぐって、称える者も反対する者も熱くなる。そんな「靖国」とは…。
靖国 YASUKUNI - goo 映画
上映時間 123分
製作国 日本/中国
公開情報 劇場公開(ナインエンタテインメント)
初公開年月 2008/05/03
ジャンル ドキュメンタリー
監督 李纓
撮影 堀田泰寛 李纓
編集 大重裕二 李纓
助監督 中村高寛
鑑賞後の率直な感想は、"この程度で、どうして上映中止など大騒ぎするんだろう?"でした。
作品を観て、特に新しい事を知ったわけでもなく、8月15日の靖国神社の喧騒の中で、ビジュアル的にインパクトのあるものをピックアップして編集し、刀匠の刈谷氏が刀を作る様子とインタビューを挿入しているだけといった感があります。
"朝まで生テレビ"の、答えの見えない大騒ぎと、工房訪問的な内容を混ぜた作品のように感じられてなりません。南京大虐殺の写真や100人斬りの記事も、この作品で初めて観たわけではないですし、個人的には大騒ぎの理由が分かりません。上映中止論が、単に中国人監督=反日的であるなら、愚かな事だと思います。(観て言うならまだしも・・・)
ドキュメンタリー作品の場合、個人的な興味は2点あり、ひとつは知的好奇心を満足させてくれる事、もうひとつは作品が社会に与えるインパクトです。前者に関しては、それほど満足する事はありませんでした。後者に関しては、これほど大騒ぎし、上映が始まるとかなりの盛況の様子(鑑賞日は平日にもかかわらず、100席ほどの劇場が満員でした)なので、大きなインパクトがあったのは間違いありません。
映画自体どうと言うより、作品のインタビューに関して上映直前に出演者と製作側でもめる事(もめた原因は?)に問題があり、公開前から上映中止か?などということが起こること(誰が圧力をかけたの?)に問題があると思います。大きくとり上げられはしたものの、靖国神社をめぐる問題に動きは特に見られず、出演したばっかりに、大変な思いをした刀匠の刈谷さんが可愛そうに思えただけでした。作品の中の刈谷さんは、ただの刀匠のおじいさんにしか見えませんし、インタビューの応答も靖国で問題になっている点に関してはほとんど言及がありません。(上映中、観客から笑いが起きるほど、普通のおじいさんです)
この程度で、大騒ぎするのはきっと日本が平和だからでしょう。(平和ボケしているのかもしれません)
私のように、靖国神社と接点のない人間には、"靖国神社ってやっぱりよく分からん"という再認識にはなりました。調べてみようという動機付けにはなったと思います。
どの映画もそうですが、観る前にどうこう言うのはナンセンスです。上映している劇場が少ないとはいえ、ここ数年、映画館満席など経験がないので、関心の高い作品である事に違いありません。まだ公開中ですので、ご覧ください。いろんな矛盾に気づくと思います。
映画「靖国 YASUKUNI」公式サイト
<映画「靖国」>「結論は観客の中に」李纓監督インタビュー
映画「靖国」公開問題 関連ニュース
このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー
☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
今回は、映画「パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)」
2006年、フォトジャーナリストとして活躍する広河隆一は、1967年に暮らしていたイスラエルを再訪する。かつてそこで見た廃墟、それはパレスチナ人が暮らしていた村の跡だった。イスラエルが建国された1948年、多くの村が破壊され、廃墟と化した。広河はその時起きた「民族浄化」の真実を知るために、さまざまな人々にインタビューを試みる。ホロコーストから逃れたユダヤ人たちが起こした虐殺の連鎖。そしてそれは今も続いていた。
パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ) - goo 映画
上映時間 131分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(バイオタイド)
初公開年月 2008/03/22
ジャンル ドキュメンタリー
監督 広河隆一
プロデューサー 安岡卓治
構成 安岡卓治
撮影 広河隆一
編集 安岡卓治 辻井潔
音楽 飯利友季子
写真 広河隆一

パレスチナ問題関連映画の第4弾は、現在公開中のドキュメンタリーです。これまでご紹介した「ミュンヘン」、「栄光への脱出」、「パラダイス・ナウ」で、どうしても釈然としない部分があり、答えが見つかるかな?と思い鑑賞してきました。
これまで一番疑問だったのは、この問題のきっかけと、なぜ60年経っても解決の糸口すらつかめないのかということでした。タイトルの「NAKBA」とは、パレスチナ人の言葉で、「大惨事」を意味します。どのような出来事が起こったかというと、イスラエル建国の際、それまで住んでいたパレスチナ人を追放し、村を破壊し、挙句には虐殺を繰り返すというものでした。結果、70万人以上といわれる大量の難民が発生することになります。

NAKBAの際、破壊された建物の残骸
第二次世界大戦中、民族浄化の標的となり、数百万人が命を落としたユダヤ人たちが、イスラエルでは自分たちが民族浄化を行う側に回る。多少は知っていましたが、インタビューを受けたイスラエル人の口から"民族浄化"という言葉を聞いたときは非常にショックでした。ホロコーストを体験した民族が、ユダヤ国家を建設するためにパレスチナ人を虐殺し、大量の難民を発生させているという事実をあらためて突きつけられると、人間の愚かさをつくづく感じます。半狂信的なシオニズムという思想の元に他民族を排除するという行為は宗教という名の暴力以外の何物でもありません。
アメリカに住むユダヤ人の支持を集めるため、アメリカ政府はイスラエルよりの政策を続け、中東諸国は注目をパレスチナ問題に集めることで怒りの矛先が自分たちに向かないようにしている部分もあります。このようなこともあり、問題解決への糸口すらつかめない状態が60年続いています。
60年の間に、何度か解決へ向け進展がありそうなこともあったようですが、その都度妨害行為により振り出しに戻る事を繰り返しています。
パレスチナ人、イスラエル人へのインタビューと、現地の映像が中心の内容ですが、小さな希望のように感じる映像もありました。

イスラエル人とパレスチナ人合同の占領に反対する抗議活動の様子。政府のやり方に反対し、平和を訴える人もいます。すべてのイスラエルの人々が占領を正当化していないことが、せめてもの救いの様に思えました。
パレスチナの過激派による爆弾テロで、罪の無い市民が犠牲になっている事は許しがたいことです。映画「パラダイス・ナウ」では、その辺の心の葛藤が描かれていましたが、現実もそうであってほしいです。罪の無い市民を巻き込むテロ行為は、やはり間違っていると思います。
イスラエルが占領をやめ、難民キャンプに住んでいる人たちと共に生きること以外に解決の道は無いでしょう。現在440万人以上いるといわれているパレスチナナ難民と、どのように共存するのか、問題は山積しています。難民キャンプでは2世、3世が誕生しています。このままだと難民の数は増えるばかりです。日本としてできることは何でしょう?解決に向けて出来ることは残念ながら無いような気がします。難民の方が少しでも人間らしく生きることが出来るよう、援助を続けるしかないような気がします。
パレスチナ問題に関する作品を数本ご紹介しましたが、フィクションよりも、このドキュメンタリー作品から得ることが多かったように思います。前半は少々不安でしたが、中盤以降はどんどん引き込まれ、あっという間に2時間経過した気がします。
全国各地で、公開が続きます。お時間のある方はご覧ください。詳しくは公式サイトをご覧ください。
映画「パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)」公式サイト

このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

2006年、フォトジャーナリストとして活躍する広河隆一は、1967年に暮らしていたイスラエルを再訪する。かつてそこで見た廃墟、それはパレスチナ人が暮らしていた村の跡だった。イスラエルが建国された1948年、多くの村が破壊され、廃墟と化した。広河はその時起きた「民族浄化」の真実を知るために、さまざまな人々にインタビューを試みる。ホロコーストから逃れたユダヤ人たちが起こした虐殺の連鎖。そしてそれは今も続いていた。
パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ) - goo 映画
上映時間 131分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(バイオタイド)
初公開年月 2008/03/22
ジャンル ドキュメンタリー
監督 広河隆一
プロデューサー 安岡卓治
構成 安岡卓治
撮影 広河隆一
編集 安岡卓治 辻井潔
音楽 飯利友季子
写真 広河隆一

パレスチナ問題関連映画の第4弾は、現在公開中のドキュメンタリーです。これまでご紹介した「ミュンヘン」、「栄光への脱出」、「パラダイス・ナウ」で、どうしても釈然としない部分があり、答えが見つかるかな?と思い鑑賞してきました。
これまで一番疑問だったのは、この問題のきっかけと、なぜ60年経っても解決の糸口すらつかめないのかということでした。タイトルの「NAKBA」とは、パレスチナ人の言葉で、「大惨事」を意味します。どのような出来事が起こったかというと、イスラエル建国の際、それまで住んでいたパレスチナ人を追放し、村を破壊し、挙句には虐殺を繰り返すというものでした。結果、70万人以上といわれる大量の難民が発生することになります。

NAKBAの際、破壊された建物の残骸
第二次世界大戦中、民族浄化の標的となり、数百万人が命を落としたユダヤ人たちが、イスラエルでは自分たちが民族浄化を行う側に回る。多少は知っていましたが、インタビューを受けたイスラエル人の口から"民族浄化"という言葉を聞いたときは非常にショックでした。ホロコーストを体験した民族が、ユダヤ国家を建設するためにパレスチナ人を虐殺し、大量の難民を発生させているという事実をあらためて突きつけられると、人間の愚かさをつくづく感じます。半狂信的なシオニズムという思想の元に他民族を排除するという行為は宗教という名の暴力以外の何物でもありません。
アメリカに住むユダヤ人の支持を集めるため、アメリカ政府はイスラエルよりの政策を続け、中東諸国は注目をパレスチナ問題に集めることで怒りの矛先が自分たちに向かないようにしている部分もあります。このようなこともあり、問題解決への糸口すらつかめない状態が60年続いています。
60年の間に、何度か解決へ向け進展がありそうなこともあったようですが、その都度妨害行為により振り出しに戻る事を繰り返しています。
パレスチナ人、イスラエル人へのインタビューと、現地の映像が中心の内容ですが、小さな希望のように感じる映像もありました。

イスラエル人とパレスチナ人合同の占領に反対する抗議活動の様子。政府のやり方に反対し、平和を訴える人もいます。すべてのイスラエルの人々が占領を正当化していないことが、せめてもの救いの様に思えました。
パレスチナの過激派による爆弾テロで、罪の無い市民が犠牲になっている事は許しがたいことです。映画「パラダイス・ナウ」では、その辺の心の葛藤が描かれていましたが、現実もそうであってほしいです。罪の無い市民を巻き込むテロ行為は、やはり間違っていると思います。
イスラエルが占領をやめ、難民キャンプに住んでいる人たちと共に生きること以外に解決の道は無いでしょう。現在440万人以上いるといわれているパレスチナナ難民と、どのように共存するのか、問題は山積しています。難民キャンプでは2世、3世が誕生しています。このままだと難民の数は増えるばかりです。日本としてできることは何でしょう?解決に向けて出来ることは残念ながら無いような気がします。難民の方が少しでも人間らしく生きることが出来るよう、援助を続けるしかないような気がします。
パレスチナ問題に関する作品を数本ご紹介しましたが、フィクションよりも、このドキュメンタリー作品から得ることが多かったように思います。前半は少々不安でしたが、中盤以降はどんどん引き込まれ、あっという間に2時間経過した気がします。
全国各地で、公開が続きます。お時間のある方はご覧ください。詳しくは公式サイトをご覧ください。
映画「パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)」公式サイト
このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー
☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
関連タグ : 広河隆一,
しばらくお休みしていましたが、再開です。更新が止まっている間も、のぞいていただいた上、たくさんのコメントや応援クリックをいただき、本当にありがとうございました。取り急ぎ、お礼まで。
今回は、映画「アトミック・カフェ」
米ソの原爆製造が盛んに競われていた40年代後半から50年代に、アメリカ政府が国民用に製作した数多くの原爆PRフィルムやニュースフィルムを再編集したドキュメンタリー作品。収録されている当時の映像には、放射能に関する大嘘や捏造された報道が溢れており、米政府が行った大衆操作の恐怖を物語る。そのナンセンスぶりは今にしてみれば大笑いものなのだが、声高に核の危険を訴えるのではなく、こうした事実のみで構成したその着眼点がユニークだ。(allcinema online解説より)
上映時間 89分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(アトミック・カフェ事務局)
初公開年月 1983/08/
ジャンル ドキュメンタリー
監督 ケヴィン・ラファティ ジェーン・ローダー ピアース・ラファティ
製作 ケヴィン・ラファティ ジェーン・ローダー ピアース・ラファティ
音楽 リチャード・バス デヴィッド・ダナウェイ リチャード・ウルフ
マイケル・ムーアに映画の作り方を教えたのが、「アトミック・カフェ」生みの親の一人ケヴェン・ラファティ。「アホでマヌケなアメリカ白人」(マイケル・ムーア著)に、次のような記述があります。
「その頃のケヴィンは「アトミック・カフェ」というすごい映画を撮っていました。私はふざけて訊ねましたよ、『ミシガン州のフリントまできて、俺に映画の撮り方を教えてくれないかい?』。驚いたことに彼は、ああいいよ、と言ってくれました。」
こうして出来上がったのが、彼の処女作「ロジャー&ミー」(1989)で、実際にこの作品ではケヴィン・ラファティが撮影を務めています。
さて、映画「アトミック・カフェ」ですが、新たに撮影した映像は一切使用せず、既存の映像と音(楽)のみで構成されていて、一切ナレーションは使用していません。使用される映像は1940年代から50年代にかけてのニュースフィルムやアメリカ政府製作の広報フィルムで、作品のタイトル通り原子爆弾に関するプロパガンダ映像です。今観ると、あまりにばかげた映像ですが、これが当たり前のように流され大衆操作に利用されていた事に恐怖を覚えます。
ここまでばかげたプロパガンダでは、さすがに騙されないでしょうが、恐怖を利用した大衆操作は今でも続いています。より巧妙になり、見極めが困難な場合もあります。目に見えるものが必ずしも真実ではありません。これはアメリカに限ったことではありません。意図的か否かは別にして、日本にも古くからプロパガンダによる大衆操作の歴史があります。すべてを信じ、恐怖でパニックになることは危険です。何事にも、冷静な判断を。

このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

今回は、映画「アトミック・カフェ」
米ソの原爆製造が盛んに競われていた40年代後半から50年代に、アメリカ政府が国民用に製作した数多くの原爆PRフィルムやニュースフィルムを再編集したドキュメンタリー作品。収録されている当時の映像には、放射能に関する大嘘や捏造された報道が溢れており、米政府が行った大衆操作の恐怖を物語る。そのナンセンスぶりは今にしてみれば大笑いものなのだが、声高に核の危険を訴えるのではなく、こうした事実のみで構成したその着眼点がユニークだ。(allcinema online解説より)
上映時間 89分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(アトミック・カフェ事務局)
初公開年月 1983/08/
ジャンル ドキュメンタリー
監督 ケヴィン・ラファティ ジェーン・ローダー ピアース・ラファティ
製作 ケヴィン・ラファティ ジェーン・ローダー ピアース・ラファティ
音楽 リチャード・バス デヴィッド・ダナウェイ リチャード・ウルフ
![]() | アトミック・カフェ (2004/12/17) ケヴィン・ラファティ; ジェーン・ローダー; ピアース・ラファティ 商品詳細を見る |
マイケル・ムーアに映画の作り方を教えたのが、「アトミック・カフェ」生みの親の一人ケヴェン・ラファティ。「アホでマヌケなアメリカ白人」(マイケル・ムーア著)に、次のような記述があります。
「その頃のケヴィンは「アトミック・カフェ」というすごい映画を撮っていました。私はふざけて訊ねましたよ、『ミシガン州のフリントまできて、俺に映画の撮り方を教えてくれないかい?』。驚いたことに彼は、ああいいよ、と言ってくれました。」
こうして出来上がったのが、彼の処女作「ロジャー&ミー」(1989)で、実際にこの作品ではケヴィン・ラファティが撮影を務めています。
さて、映画「アトミック・カフェ」ですが、新たに撮影した映像は一切使用せず、既存の映像と音(楽)のみで構成されていて、一切ナレーションは使用していません。使用される映像は1940年代から50年代にかけてのニュースフィルムやアメリカ政府製作の広報フィルムで、作品のタイトル通り原子爆弾に関するプロパガンダ映像です。今観ると、あまりにばかげた映像ですが、これが当たり前のように流され大衆操作に利用されていた事に恐怖を覚えます。
ここまでばかげたプロパガンダでは、さすがに騙されないでしょうが、恐怖を利用した大衆操作は今でも続いています。より巧妙になり、見極めが困難な場合もあります。目に見えるものが必ずしも真実ではありません。これはアメリカに限ったことではありません。意図的か否かは別にして、日本にも古くからプロパガンダによる大衆操作の歴史があります。すべてを信じ、恐怖でパニックになることは危険です。何事にも、冷静な判断を。
このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー
☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
関連タグ : ケヴィン・ラファティ,
今回は、映画「華氏911」
華氏911。それは、自由が燃える温度。映画は2000年のアメリカ合衆国大統領選挙、「当選」を祝うゴア候補のニュース報道から始まる。ところが、ブッシュ候補が勝ってしまう。ブッシュの大統領就任式。ホワイトハウスに向かうリムジンを、反対派の人々が阻止しようと道路に立ちふさがる。米国史上、こんな大統領就任式は、前代未聞である。その大統領とは、現大統領ジョージ・W・ブッシュ「華氏911」の主演である。
華氏911(2004) - goo 映画
上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ=博報堂DYメディアパートナーズ=日本ヘラルド映画)
初公開年月 2004/08/14
ジャンル ドキュメンタリー
監督 マイケル・ムーア
製作 マイケル・ムーア
脚本 マイケル・ムーア
出演
マイケル・ムーア ジョージ・W・ブッシュ(記録映像)
2004年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。おまけに、同年のラジー賞で、 ワースト主演男優賞にジョージ・W・ブッシュ、 ワースト助演男優賞にラムズフェルド国防長官をそれぞれ授賞させてしまった作品です。
マイケル・ムーア監督がジョージ・W・ブッシュ大統領の再選阻止を最大の目的に製作したドキュメンタリーで、本国アメリカでは公開前から様々な物議を醸し、映画の主張を巡って賛否が激しく対立するなど大きな社会現象を巻き起こし、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録しました。
当初、主張に偏りがあるように思え、それほど好きでもなく、しばらく観ないでいましたが、最近公開されたり、DVDで鑑賞した9.11と対テロ戦争関連の映画を観るたびに、どうも正しいことのほうが多いのかも?と思い始め改めて観てみました。
攻撃の目的はテロを撲滅するためなのか?それとも他の目的があったのか?この作品では目的のひとつに"石油"が挙げられています。本音と建前が政治の世界にも多々あることは今では常識になっています。9.11以降、異常なまで高まった愛国心、テロへの恐怖心、報道の加熱は一体なんだったんだろうと、最近思います。
はじめから、間違った方向に誘導されただけだったんでしょうか?罪のない人々、正義のためと信じて犠牲になった人々が、たくさんいます。しかも、今だに増え続けています。
テロ関連の映画を色々と観た後で、もう一度この作品を観てみると、なるほどという点も多く、この作品に登場するシーンが引用されている作品もあります。そう考えると、影響力の大きな作品なのかもしれません。すべてを信じるのも危険なことだと思いますが、観ずにスルーすることが最も悪いことなのかもしれません。この作品がベストで、すべて真実だとは思いませんが、関心を持つことがきっと大切なんでしょう。
続編が製作中のようです
マイケル・ムーア『華氏911』の続編着手

このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

華氏911。それは、自由が燃える温度。映画は2000年のアメリカ合衆国大統領選挙、「当選」を祝うゴア候補のニュース報道から始まる。ところが、ブッシュ候補が勝ってしまう。ブッシュの大統領就任式。ホワイトハウスに向かうリムジンを、反対派の人々が阻止しようと道路に立ちふさがる。米国史上、こんな大統領就任式は、前代未聞である。その大統領とは、現大統領ジョージ・W・ブッシュ「華氏911」の主演である。
華氏911(2004) - goo 映画
上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ=博報堂DYメディアパートナーズ=日本ヘラルド映画)
初公開年月 2004/08/14
ジャンル ドキュメンタリー
監督 マイケル・ムーア
製作 マイケル・ムーア
脚本 マイケル・ムーア
出演
マイケル・ムーア ジョージ・W・ブッシュ(記録映像)
![]() | 華氏 911 コレクターズ・エディション (2004/11/12) ドキュメンタリー映画 商品詳細を見る |
2004年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。おまけに、同年のラジー賞で、 ワースト主演男優賞にジョージ・W・ブッシュ、 ワースト助演男優賞にラムズフェルド国防長官をそれぞれ授賞させてしまった作品です。
マイケル・ムーア監督がジョージ・W・ブッシュ大統領の再選阻止を最大の目的に製作したドキュメンタリーで、本国アメリカでは公開前から様々な物議を醸し、映画の主張を巡って賛否が激しく対立するなど大きな社会現象を巻き起こし、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録しました。
当初、主張に偏りがあるように思え、それほど好きでもなく、しばらく観ないでいましたが、最近公開されたり、DVDで鑑賞した9.11と対テロ戦争関連の映画を観るたびに、どうも正しいことのほうが多いのかも?と思い始め改めて観てみました。
攻撃の目的はテロを撲滅するためなのか?それとも他の目的があったのか?この作品では目的のひとつに"石油"が挙げられています。本音と建前が政治の世界にも多々あることは今では常識になっています。9.11以降、異常なまで高まった愛国心、テロへの恐怖心、報道の加熱は一体なんだったんだろうと、最近思います。
はじめから、間違った方向に誘導されただけだったんでしょうか?罪のない人々、正義のためと信じて犠牲になった人々が、たくさんいます。しかも、今だに増え続けています。
テロ関連の映画を色々と観た後で、もう一度この作品を観てみると、なるほどという点も多く、この作品に登場するシーンが引用されている作品もあります。そう考えると、影響力の大きな作品なのかもしれません。すべてを信じるのも危険なことだと思いますが、観ずにスルーすることが最も悪いことなのかもしれません。この作品がベストで、すべて真実だとは思いませんが、関心を持つことがきっと大切なんでしょう。
続編が製作中のようです
マイケル・ムーア『華氏911』の続編着手
このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー
☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
関連タグ : マイケル・ムーア,
今回は、映画「FUCK」
アメリカ人にとって最も下品な単語の一つで、日常ではしばしば口にされながら新聞やテレビなどの大手メディアでは使用が禁止されていることばの代表格 “FUCK”を切り口に、アメリカにおける言論の自由について考察した異色ドキュメンタリー。多くの映像資料に加え、ミュージシャンやコメディアン、あるいは言語学者や保守派の論客などさまざまな立場の人々へのインタビューも交え、民主主義の根幹とも言える“言論の自由”に対する人々の捉え方とその変遷を明らかにしていく。(allcinema解説より)
上映時間 90分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ムヴィオラ)
初公開年月 2007/11/10
ジャンル ドキュメンタリー
映倫 R-18
監督 スティーヴ・アンダーソン
製作 スティーヴ・アンダーソン
製作総指揮 スティーヴン・G・カプラン ブルース・レイスロウィッツ グレッグ・L・ダニエル
ジョリー・ワイツ
撮影 アンドル・フォンタネッレ
編集 ジェイン・ロデリックス
アニメーション ビル・プリンプトン
音楽 カルヴィン・ノウルズ
字幕監修 町山智浩
出演(インタビュー)
ラインホルト・アマン博士(言語学者) ジェス・シェイドロワ(オックスフォード英語辞典総合監修者)
アラニス・モリセット(シンガーソングライター) チャック・D(ラッパー) アイス・T(ラッパー、俳優)
ハンター・S・トンプソン(作家) ケヴィン・スミス(映画監督) ロン・ジェレミー(ポルノ男優)
パット・ブーン(エンターテイナー) ビル・メイハー(コメディアン) アラン・キーズ(保守派議員)
ビリー・コノリー(コメディアン) スティーヴン・ボチコ(脚本家、TVプロデューサー) 他
出演(映像)
レニー・ブルース ジョージ・カーリン ハワード・スターン ジョージ・W・ブッシュ 他
最近、どんな映画にも使われているのでは?と思えるほど、日本の皆さんにもおなじみになってしまった感のある"FUCK"という言葉ですが、保守、リベラル双方の立場の出演者へのインタビューを通して、言論の自由の変遷を楽しく、まじめに考察しています。ニュースやTV番組での記録映像、映画での使用例など、インタビュー以外の資料映像も満載です。文化、宗教、映画、TV、音楽など、様々な視点から検証している点はかなり面白く、感心しました。インディペント・アニメーションの巨匠ビル・プリンプトンの手がけたアニメーションも面白いです。
こんな言葉(様々な用途に使え、力があり、議論できる言葉)は、日本語には多分ないと思います。こんな映画を作れるアメリカ人のすごさ、言論の自由に対する意識の高さは強く感じました。
たくさんの映画が作品の中で紹介されています。一部紹介すると…
マッシュ(映画史上初めて使用された作品として) パルプ・フィクション ビッグ・リボウスキ サウス・パーク
サイド・ウェイ スカーフェイス ミート・ザ・ペアレンツ プライベート・ライアン など
映画「FUCK」公式サイト

このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー

☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆

アメリカ人にとって最も下品な単語の一つで、日常ではしばしば口にされながら新聞やテレビなどの大手メディアでは使用が禁止されていることばの代表格 “FUCK”を切り口に、アメリカにおける言論の自由について考察した異色ドキュメンタリー。多くの映像資料に加え、ミュージシャンやコメディアン、あるいは言語学者や保守派の論客などさまざまな立場の人々へのインタビューも交え、民主主義の根幹とも言える“言論の自由”に対する人々の捉え方とその変遷を明らかにしていく。(allcinema解説より)
上映時間 90分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ムヴィオラ)
初公開年月 2007/11/10
ジャンル ドキュメンタリー
映倫 R-18
監督 スティーヴ・アンダーソン
製作 スティーヴ・アンダーソン
製作総指揮 スティーヴン・G・カプラン ブルース・レイスロウィッツ グレッグ・L・ダニエル
ジョリー・ワイツ
撮影 アンドル・フォンタネッレ
編集 ジェイン・ロデリックス
アニメーション ビル・プリンプトン
音楽 カルヴィン・ノウルズ
字幕監修 町山智浩
出演(インタビュー)
ラインホルト・アマン博士(言語学者) ジェス・シェイドロワ(オックスフォード英語辞典総合監修者)
アラニス・モリセット(シンガーソングライター) チャック・D(ラッパー) アイス・T(ラッパー、俳優)
ハンター・S・トンプソン(作家) ケヴィン・スミス(映画監督) ロン・ジェレミー(ポルノ男優)
パット・ブーン(エンターテイナー) ビル・メイハー(コメディアン) アラン・キーズ(保守派議員)
ビリー・コノリー(コメディアン) スティーヴン・ボチコ(脚本家、TVプロデューサー) 他
出演(映像)
レニー・ブルース ジョージ・カーリン ハワード・スターン ジョージ・W・ブッシュ 他
![]() | FUCK (2008/04/25) アラニス・モリセット、チャックD 他 商品詳細を見る |
最近、どんな映画にも使われているのでは?と思えるほど、日本の皆さんにもおなじみになってしまった感のある"FUCK"という言葉ですが、保守、リベラル双方の立場の出演者へのインタビューを通して、言論の自由の変遷を楽しく、まじめに考察しています。ニュースやTV番組での記録映像、映画での使用例など、インタビュー以外の資料映像も満載です。文化、宗教、映画、TV、音楽など、様々な視点から検証している点はかなり面白く、感心しました。インディペント・アニメーションの巨匠ビル・プリンプトンの手がけたアニメーションも面白いです。
こんな言葉(様々な用途に使え、力があり、議論できる言葉)は、日本語には多分ないと思います。こんな映画を作れるアメリカ人のすごさ、言論の自由に対する意識の高さは強く感じました。
たくさんの映画が作品の中で紹介されています。一部紹介すると…
マッシュ(映画史上初めて使用された作品として) パルプ・フィクション ビッグ・リボウスキ サウス・パーク
サイド・ウェイ スカーフェイス ミート・ザ・ペアレンツ プライベート・ライアン など
映画「FUCK」公式サイト
このサイトを登録 by BlogPeople
テクノラティお気に入りに追加する
映画 映画レビュー
☆ ネ ッ ト で D V D レ ン タ ル ! ☆ T S U T A Y A D I S C A S ☆
関連タグ : スティーヴ・アンダーソン,






gmail.com

